過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/09/06(金) 18:57:58.78 ID:kksmQpny0
【一夏】「さあ、次だ」
一夏「あ、あれは――――――!」
騎士「――――――力を欲しますか?」
一夏「お、俺は――――――!?(な、何で!? 身体が動かない!?)」ゾクッ
一夏「(勝ったんだぞ、俺? 何で、答えらない……!?)」
一夏「(受け取る資格は十分に得たじゃないか!?)」
一夏「(それとも、まだ何かあるのか…………)」
【一夏】「――――――案ずるより産むが易し」
一夏「へ……?」
【一夏】「俺を縛り付けている鎖は、俺自身の躊躇い」
【一夏】「それは緩くもなり、固くもなる鎖」
【一夏】「そして、その鎖は仮面でできている」
一夏「な――――――!?」
【一夏】「…………『自分』が誰かを答えられるか?」
一夏「――――――織斑一夏だろ?」
【一夏】「フッ、何だもう大丈夫じゃないか」
一夏「え?」
【一夏】「さ、もう一度」
騎士「――――――力を欲しますか?」
一夏「俺は『白式』と身近で大切な人を守れるだけの力が欲しい!」
一夏「――――――言えた?! こんなにもあっさり!? どうして?」
【一夏】「だって、簡単なことだろう?」
――――――当たり前のことだから。
【一夏】「『自分』が誰であるかなんて、自分が決めるものだろう?」
【一夏】「そして俺は、『自分』の言葉に責任を持てるから堂々と言えたんだ」
【一夏】「わかっていたことじゃないか。『お前が言うな』って心境でラウラに言い続けてきたことなんだから」
一夏「ああ…………そうだったな」
一夏「――――――もう大丈夫だ」
【一夏】「ああ、俺は大丈夫だとも」
騎士「――――――何のために?」
一夏「そんなの決まっているじゃないか!」
一夏「――――――千冬姉のようになりたいからに決まっている!」
【一夏】「フッ」
騎士「フッ」
一夏「(そうだ、――――――あの時、俺が初めて『白式』に触れた時にわかったんだ)」
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