40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 16:54:56.71 ID:A4xiBcVFo
「ご、ごめん」
「何が?」
僕は彼女の下着を指さす。
色の薄いそれには、赤黒い染みが小さく、だがしっかりと着いてしまっていた。
女性の下着になど詳しくないが、いい素材を使っているしっかりしたものに思える。
それを汚してしまった。
「今日のアルバイトで切っちゃった傷が開いて……」
必死で弁解するが彼女は聞いていない。
その染みをじっと見下ろしていた。
しばらくそのまま沈黙が流れた。
僕は彼女が怒っているものだと思った。
取り返しのつかないことをしたと、目の前が暗くなった気がした。
彼女の機嫌を損ねてしまった。
そう思ったのだが、少々意外なことが起きた。
彼女は下着のその部分をつまみあげ、引っ張り、口元に持っていったのだ。
それからぺろりと一舐めする。
「……おいしい」
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