184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:04:56.55 ID:Kr36DnSIo
―― 人は心の何処かで神という存在を追い求めているという。
そういった類の祈りや懺悔、そして憎悪なる声は、本当に神という存在に届くかと言えば、絶対に否である。
神も所詮、人と同義なのだ。例え神すら凌駕する力を得ようとも、それは所詮人であるならば、人の子なのである。
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 21:06:52.83 ID:tZTm9r18o
動かない
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ぴーは不便だよぉ]
2013/09/22(日) 21:17:46.85 ID:Kr36DnSIo
それでも尚、世界最強……と自負し、神をも凌駕すると自信を持つ私に、たった一本のナイフだけで立ち向かおうとする優等生。
仕方ない、もう少し懲らしめてあげようと、私は……動かないという行動に出る。
「はぁぁぁぁッッ!!」
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 21:19:24.66 ID:tZTm9r18o
無
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:27:26.44 ID:Kr36DnSIo
風霧零音、彼女毎空間を掴み、圧縮するように拳を握る。それだけで空間は抜け落ち、彼女は……無となってしまうのだ。
無に帰す行為、それは私にとって虚しさ以外の何物でもない。爽快感が皆無なのだ。
ただ、空間を掴んで消すだけ、その行為に面白味を感じれるほうがおかしい。……それも、私だけなのかもしれないが。
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 21:28:18.35 ID:BTQPdR0+o
上着
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:28:37.58 ID:w0HHlqz10
視力
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:37:54.92 ID:Kr36DnSIo
ついでだから、彼女の上着も消してしまおう。
指先で摘むようにすれば、そんな芸当も些細なことである。やはりこれも、空を掴むような感覚に近い。
殆ど直感だけで能力を行使し、彼女の制服の上着だけを消し去ってやると、彼女は突如大慌てするのである。
「な、なん……で……! 上着、が……!!」
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:43:09.70 ID:w0HHlqz10
分子分解
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:54:33.36 ID:Kr36DnSIo
だが、それは私の油断に繋がったのかもしれない。彼女にはまだ仲間がおり、分子分解という行動に出ようとしていた事も、まだ気付けずに居た。
葉月恵菜は、彼女はじわり、じわりと私に迫ろうとしている。その時、もう一人の仲間が動いたのである。
「おーっほほほほ、さぁ、分子レベルに帰して差し上げますわ!!」
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:02:52.90 ID:w0HHlqz10
ピエロ
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