192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:43:09.70 ID:w0HHlqz10
分子分解
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 21:54:33.36 ID:Kr36DnSIo
だが、それは私の油断に繋がったのかもしれない。彼女にはまだ仲間がおり、分子分解という行動に出ようとしていた事も、まだ気付けずに居た。
葉月恵菜は、彼女はじわり、じわりと私に迫ろうとしている。その時、もう一人の仲間が動いたのである。
「おーっほほほほ、さぁ、分子レベルに帰して差し上げますわ!!」
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:02:52.90 ID:w0HHlqz10
ピエロ
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:10:42.04 ID:Kr36DnSIo
そして、私は再び目を覚ます。幾つもの世界を経て、何度目の朝を迎えたのだろう。
頭がぼーっとして、意識も定まらない中、私の自室にピエロが居座っていることに気づく。
サーカスでよく見られるその存在が、どうして私の部屋に居座っているのだろう。
それどころか、何故かジャグリングで暇を潰していたようにも見えるそれは、私が目を覚ましたことに気付き手を止めた。
196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:18:10.51 ID:w0HHlqz10
舐めようと身をかがめるフリしてヘッドバッド
197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:26:35.88 ID:Kr36DnSIo
という訳で、私は……舐めようと身をかがめるフリしてヘッドバッド。
彼女はそれをもろに受けてしまい、くらりと身体を揺らめかせては地に崩れ落ちるのである。
あ、やっちゃった、と思ったそれは既に遅く。クラスメイトである全員がこちらに視線を向けていた。
あの優等生である風霧零音は、こちらにじっと視線を向けたまま離さない。
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:28:29.28 ID:tZTm9r18o
恋心
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:36:33.11 ID:Kr36DnSIo
そんなやり取りが影響したのだろう、風霧零音は私に対して、恋心を抱くようになったらしい。
理由は分からない。分かりたくも無い。そもそも、恋愛沙汰なんてこれまで一切抱え込まなかった私だったが、
今回ばかりは参ったと、そんな気持ちで風霧零音と接することになる。
これに遺憾の意を唱えるのが、葉月恵菜。彼女もまた、その気があるのかと思うくらい風霧零音に対して好意を寄せている。
200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 22:41:11.58 ID:tZTm9r18o
強制連続絶頂
201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:48:04.63 ID:Kr36DnSIo
さぁ、彼女をどうやって仕留め、友達になってみせようか。そうだ……強制連続絶頂という方法で行こう。
流石にこれは能力を行使する必要があるし、何より協力者も必要だ。
後日、私は風霧零音を呼び出し、葉月恵菜と友達になりたいと、誤魔化しつつも協力を持ち掛けることになる。
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