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2013/08/26(月) 23:51:04.91 ID:hdkEmDEt0
響子「ふぅ、洗濯にお掃除、ご飯は炊いたし…。お夕飯の買い物に行こうかな。」
そういって私はエプロンを脱ぎ、お買い物に行く準備をします。
響子「ふっふー、今日のお夕飯は何にしようかなー♪」
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2013/08/26(月) 23:51:38.11 ID:hdkEmDEt0
響子「あ、お魚が今日は安いなぁ、お魚の煮付けとか…」
なかなかお料理が決まらず、私の頭は混乱していきます。
響子「あぁ、ひき肉…ハンバーグ?うみゅぅ……きゃっ!」
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2013/08/26(月) 23:52:36.37 ID:hdkEmDEt0
男性「大丈夫…じゃなさそうだね、えっと、絆創膏は…」
響子「あ!いえいえ、本当に大丈夫ですから!そ、それでは失礼します!」
突然起こった出来事と周りの視線からくる恥ずかしさで、私は一刻も早くこの場を去ろうとします。
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2013/08/26(月) 23:53:05.72 ID:hdkEmDEt0
男性「ごめんね、呼び止めて。」
響子「は、はい…」
もはや脳の容量を超えています。
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2013/08/26(月) 23:53:35.17 ID:hdkEmDEt0
弟「お姉ちゃん、その手どうしたの?」
響子「あはは、ちょっと転んじゃって…」
私の腕にはピンク色の絆創膏が貼ってあります。転んだ、というのは間違いではありませんし。
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2013/08/26(月) 23:55:00.09 ID:hdkEmDEt0
響子「そういえば、さっきの名刺…。」
ポケットに入った名刺を取り出します。そこには彼の名前と電話番号が書いてありました。
響子「連絡…しておこう。なんともなかったって事を、一応ね。大丈夫、大丈夫。」
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2013/08/26(月) 23:55:34.65 ID:hdkEmDEt0
……………『留守番電話サービスに……』
繋がりません。メッセージを残しておけばいいよね。
響子「もしもし、昼間のぶつか『はい、Pです。』っひぇ!?」
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2013/08/26(月) 23:56:08.22 ID:hdkEmDEt0
響子「いろいろとご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。一応無事との連絡をしようと思いまして。」
『それはどうもご丁寧にありがとうございます。…すみません、今週中に少し時間を取っていただけないでしょうか?』
響子「今週中ですか?予定はありませんしいつでも大丈夫ですが…。何でですか?」
『お詫びもかねて少しお話がしたいのです、よろしければ、ですが。』
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2013/08/26(月) 23:56:45.12 ID:hdkEmDEt0
約束の日、いつも通り家事をひと通り終わらせました。
いつもなら今からお買い物、なんですが…
響子「これで髪型、きまってるかなぁ…」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 23:57:17.32 ID:hdkEmDEt0
彼との待ち合わせは、ぶつかったときのお店の近くの小さなカフェになりました。
私が着いたときには彼はすでに待っていました。
響子「こんにちは、待たせちゃいましたか?」
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2013/08/26(月) 23:57:48.98 ID:hdkEmDEt0
男性「改めて、先日はどうも失礼いたしました。」
響子「こちらこそ、不注意で…ごめんなさい。」
お互いに頭を下げます。初対面ではないとはいえ、変な感じがします。
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