204: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 04:54:51.93 ID:SnhAI2sz0
BGでバーベキューに行ってからも、私と京介さんはデートを重ねた。
残り少ない夏休み、できるだけ彼との時間を過ごしたかった。
205: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 04:55:44.63 ID:SnhAI2sz0
「お待ちしてました、京介さん。
けど、チャイムを鳴らせばよかったのに」
「いや、お母さんが出てきても気まずいからな」
206: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 04:56:30.23 ID:SnhAI2sz0
大丈夫!やましいことはないんだから!!
京介さんをわたしの部屋に案内する。
207: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 04:57:12.60 ID:SnhAI2sz0
「え?本当ですか?」
「ああ。くんくん。
ほれ、同じ匂いすんぞ?」
208: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 04:58:10.53 ID:SnhAI2sz0
って何言ってるのわたし!!
も、もちろんわたしだってキスしたいし、恋人同士だからいいけれど、
物事には順序というものがあって、付き合って、手をつないで、デートを重ねて、為人をしってから、それから…
209: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 04:59:00.55 ID:SnhAI2sz0
やっぱりキスはまだダメ!
なんでダメかは分からないけど、ダメなものはダメ。
210: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 05:00:18.96 ID:SnhAI2sz0
彼はミルクも砂糖も入れずにそのまま紅茶を飲んだ。
「…うん、うまいな。
俺、紅茶とかよく分かんねえけど、いつも飲んでるのより匂いが豊かだな。
211: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 05:02:26.61 ID:SnhAI2sz0
「いいや。こうなるとは思わなかったし持ってきてねえよ。
あとは…酒は飲めねえし音楽聞いても仕方ないし…
勉強するか?」
212: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 05:04:41.85 ID:SnhAI2sz0
TSUT○YAに着くと、京介さんが邦画コーナーの方に直行。
手をつないでいるもんだから、強制的にわたしもそちらに。
「京介さんは邦画の方が好きなんですか?」
213: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/28(水) 05:05:30.71 ID:SnhAI2sz0
逆にわたしはホラーが苦手。
洋画のだとまだマシだけど、邦画は全然だめ。
あのジメッとした感じがどうしても無理。
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