過去ログ - 真「秘密基地は夏の終わりに」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:36:58.33 ID:Pb8MMJNZ0

 「なんだなんだ? きょうはあいついねぇのか? あのバカみたいなおとこ!」



僕の事をいくら言われようが無視をし続けるつもりだった

だけど……男性の事を悪く言われる事は我慢ならなかった



真「あ、あのひとのことバカにするな!!!」



勢いよく立ち上がり、僕は男の子を怒鳴りつけた

涙を目に貯めながらの僕の表情は、きっと情けないものだっただろう



 「うわー! おとこおんながないてるー! おとこのくせにないてるー!」



男の子の言葉は関係無い筈だが、涙はどんどん溢れてくる

言葉を返そうとするが僕は涙の所為か、一言も発する事が出来ず、俯き涙を流し続けた

男の子はそんな僕の周りを回りながら、酷い言葉を浴びせ続けた

反発する事も出来ずに、僕は俯いたまま涙を拭い続ける

……次の瞬間、スカートが浮き上がる感触

男の子が僕のスカートを勢いよく捲くっていた



真「うぅ……うわあああああああああああああああああん!!!!」



僕は恥ずかしさと悔しさから、大きな声を出して泣いてしまった

スカートを抑え、しゃがみ込む僕

そんな僕の後ろで、男の子の笑い声が聞こえる

悔しい悔しい悔しい悔しい……

僕は涙を必死に拭いながら、抑えたくとも押し殺せない声を出し続けていた


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