過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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6:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/08/29(木) 21:31:57.74 ID:yhP7bTUq0

セレス「では、……皆さんには内緒ですよ?」

(セレスが電子生徒手帳の起動画面を見せる)

舞園「へえ……こういう名前だったんですか」

セレス「ええ。でも出来ればセレスのままでお願いしますわ」

舞園「たえちゃんって駄目ですか?」

セレス「もっかい保健室で眠りにつかせてやろうかぁ!?」

舞園「ふふ、冗談です。私もセレスさんの方が呼びやすいので」

セレス「まったく……」

舞園「ふふっ」

セレス「しかし本当に、あなたには驚かされてばかりです」

セレス「まさか、モノクマのマスターになってしまうとは」

舞園「それに関しては、私も望んだことじゃなかったんですけどね」

セレス「その割には、上手く飼いならしているように思いますが?」

舞園「そうですね。慣れちゃった、のかな……この生活に」

舞園「騙し合いに。相手を嵌めて、殺すことに」

セレス「わたくしはそれが当たり前の世界ですから」

セレス「舞園さんはギャンブラーの<才能>も、絶対に眠っていると思いますわ」

舞園「……嫌だな、そんなの」

舞園「騙し合いも、蹴落とすことも……私は嫌いです」

舞園「……不二咲くんは、大丈夫ですか?」

セレス「ええ。彼は……優しすぎるようですわね。わたくし達と違って」

セレス「今は睡眠薬で眠っていますわ。大神さんがついています」

舞園「そうですか……」

舞園「今更謝って許しを請うつもりなんてありませんが」

舞園「……謝って、許してと叫びたいときが……何度もあって」

舞園「でもそんなの、ダメですよね……」

舞園「ただ、私が許されたいだけの謝罪なんて」

セレス「罪悪感は残っているようですわね」

セレス「……それでもあなたは黒幕を殺した」

セレス「『卒業試験』を待てばよかったのではないですか?」

舞園「それだとみんなが『卒業』してしまうじゃないですか」

舞園「何も知らないまま」

舞園「…………」

セレス「……泣いても構いませんわ」

セレス「わたくしも、初めて人の人生を奪ったときは」

セレス「その重さに、泣きましたから」

舞園「そんなセレスさん、想像つかないですね……」

舞園「…………」




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