過去ログ - 魔王「勇者が金欠過ぎて街の飯屋でアルバイトしてる、だと……?」
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40: ◆4jPnOLgqH.[saga]
2013/09/13(金) 00:48:41.62 ID:ykR6o/F50
秘書「ふむ……時にメイド様、他のフロアの方は地味な衣装ですが、何故メイド様と主――魔子様と自分だけはこのような格好で?」

メイド「……お父さんが、『看板娘は目立たなきゃいけない』ってね……それ以来、わたしの衣装だけずっとこのままだったのよ。
    それに予備が二着もあって、サイズ直しが簡単な服ってこれくらいだったみたいだし」

秘書「おや、この服のサイズを直す方が、逆に時間を取られそうですがね。リボン等の装飾品も多いですし」

メイド「お父さんが自分で手縫いした物だからねぇ……何処を縫い直せば良いかとか、全部覚えてるみたいよ」

秘書「……こう言っては何ですが、人は見掛けによりませんね。あんな筋骨隆々の方が、こんな可愛らしい衣装を手縫いするとは……」

メイド「大丈夫、わたしも『これからこれを着てフロアに出てくれ』って言われた時は背筋が凍ったから。縁を切ろうか考えたくらいに。
    まぁでもお父さんも海賊の頭領から足を洗って、こうして真面目に働いてるから……店の為ならって思ってね」

秘書「元海賊で、脱海ですか。中々に刺激的な人生ですね」

メイド「へぇ、あんまり驚かないのね。海賊の元頭領が食堂の切り盛りしてるって聞いたら、普通驚きそうだけど」

秘書(何せ自分達は魔族の王と、その秘書官ですから。海賊の頭領なんて肩書き程度で驚く訳がありません……言えませんけど)



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