過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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352: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/01/11(土) 17:15:27.15 ID:hPqAd4BYo

上条から「インデックスと一方通行がお互いの持てる知識を交換し合っていることがある」と聞かされていた男は、てっきり彼女が魔導書がどういったものなのかという知識も授けられているものだと思っていたのだが、どうやらそうではなかったらしい。彼女がインデックスの話したことを忘れていたとも思えないから、聞いていないのは確かなのだろう。
或いは好奇心が強くて一旦のめり込むと自身の危険を顧みないようなところのある一方通行を気遣って、インデックスは敢えてそういった情報を与えていないのかもしれないな、と男は勝手に推察した。
心優しいシスターで在り続けるのは結構なことだが、この女に対してはそんな気遣いも意味がない。無茶するなと言えば言うだけ無茶をするし、どこぞの学園都市理事長が仕組まなくたってこうやって勝手に危なっかしいことに近寄っていく。もう、そういう風に生まれついている。
人間というのは、こんな科学の街の中ですら、そんな得体の知れない業に振り回されて死んでいくものだ。この女の場合は、その業に引き摺られて死に急いでいるところを必死に現し世に引き留めようとする人間が、それこそごまんといるわけだが。
以下略



353: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/01/11(土) 17:16:17.53 ID:hPqAd4BYo





以下略



354: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/01/11(土) 17:20:12.59 ID:hPqAd4BYo



「………ン、」

以下略



355: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/01/11(土) 17:21:45.34 ID:hPqAd4BYo

ある日を境に、それがまるで様変わりした。

切っ掛けはクリスマスイヴの出来事だったと思う。妹達が仕組んだことだとは気付いていたが、大雪に閉じ込められて彼の自室で一晩過ごすこととなった。その晩彼女は第七位の少年と手を繋いだまま寝た。
あれから同じ夢を見ても、最後には必ず自分の手を引いてくれる少年が現れるようになった。大きくてごつごつした、自分よりずっと体温の高い手の感触が夢とは思えないほどにリアルだった。それからは、1人で寝ることも恐ろしくなくなった。そうしていつしか、悪夢を見る回数自体が減っていった。
以下略



356: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/01/11(土) 17:22:13.78 ID:hPqAd4BYo





以下略



357: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/01/11(土) 17:28:08.56 ID:hPqAd4BYo
今日はここまで。
以前百合にゃんに「俺は、女だ」と言わせてみたら、びっくりした、みたいなコメントがありましたが。そこに至るまでにそんなに葛藤はなかったという感じで書きました。ある日すとんと、「あァ、俺って女なンだなァ…」って腑に落ちたというか。つっちーは、その原因がソギーにあることを何となく感づいているから、苛々気味というか。
ご覧のとおり、暫く百合にゃんとソギーのいちゃらぶはありませんけどね。それでも臍を曲げるつっちー。


358:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/11(土) 18:57:34.95 ID:CfzKT7jAo
乙です


359:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/13(月) 00:54:09.46 ID:p55edX3xo
乙乙
久々の本編百合にゃんきた!


360:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/13(月) 03:08:40.64 ID:Ccr4yOqw0
乙です
続きが気になる


361:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/17(金) 16:46:11.38 ID:9QqxuRcC0
本編も気になるが変態共
も気になる


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