過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」
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864: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/01(日) 02:35:25.14 ID:QMTkWK340

十神「まるで反省の色がないな…ここまで来て一番の被害者である桑田への謝罪は無しか?」

十神「苗木苗木と…いい加減に諦めたらどうだ?見苦しいぞ」



…その通りでしかなくて、私はまた泣いた。


(泣けば許されるとでも思ってるんですか?)


そう言われた気がした。

その後のことはあやふやで、
ただ苗木君が私のために泣いてくれていたことだけは覚えていた。

申し訳なくて悲しくて、やめてくださいって叫ぶ私もいたけど
苗木君が泣いてくれたことが嬉しくて私は黙っていた。



(どこまでも自分本位で醜いですね)



酷く歪んだ悦びであることはわかっていた。
でも、心の中で苗木君の涙に歓喜することをやめることはできなかった。


大神さんに連れられて部屋を出た。
沈みきった心の底で私は笑っていた


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