過去ログ - 【とあるSS】壊れた窒素と、打ち砕く幻想
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6:K[saga]
2013/09/03(火) 12:19:10.35 ID:sBV5PyAU0
絹旗「……滝壺さん、それは超応援してはいませんよ」

滝壺「……あれ?」

 呼ばれた少女が首を傾げる。
 伸ばしていれば和風美人になれるだろう黒髪は、肩の辺りでばっさりと真横に切られている。
 表情の変化は乏しく、無表情。
 伏せがちな瞼からは、常時眠気を醸し出している。
 ピンク色のジャージをまるで部屋着のように身に纏う姿。
 だらしがないように見えるが、彼女が着ると逆にそれがぴったりな印象を与えていた。
 滝壺理后……彼女もまた、異能の力をその身に秘めている。
 有する能力は『能力追跡(AIMストーカー)』――大能力者(LEVEL4)。
 能力者が無意識に発する電波――AIM拡散力場。
 彼女はそれを記録し、探索、補足ができる。
 例え、太陽系の外に出ていたとしても、その位置は彼女の能力によって察知される。
 そして、彼女達四人はとある組織に所属する。
 名は――『アイテム』。
 学園都市の裏の顔、暗部。
 学園都市内の不穏分子の削除及び抹消を遂行する為だけに存在する。

絹旗「……で、私はどれぐらい寝ていましたか?」

麦野「まあ、ざっと三十分程じゃない? ……今日の鮭弁、なんかしょっぱいわね」

 絹旗の質問に答えながら、麦野は自身のテーブルの前に広げた鮭弁に箸を伸ばしていた。
 それ以外の食べ物は見当たらない。
 ちなみに、ここはファミリーレストランである。
 料理を注文し、食べ、お金を払う場所である。
 食べ物の持ち込みは基本的に禁じられている。

フレンダ「麦野の言う通り、最近は頻繁に寝てるって訳よ。……お、鯖の柚子胡椒味は意外といける!」


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