過去ログ - 女「せっかくだしコワイ話しない?」
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381:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 22:22:07.88 ID:UbmWN7uEO
「誰かになりたい?」
「うん、ほら憧れの芸能人とかスポーツ選手とかいるでしょ?
そういう憧れの人とかに一日でもいいから変わりたいって思ったことはない?」
382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 22:36:46.12 ID:UbmWN7uEO
「キミって意外となにも考えていないようで色々考えてるし、面白い考え方するよね」
「けなしてんのか褒めてんのかどっちだよ」
383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 22:43:16.76 ID:UbmWN7uEO
2
夜風の音がやけに耳についた。
384:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 22:54:15.32 ID:UbmWN7uEO
「そのままの意味です。
だって今の話は実話でしょう?」
「あくまで私の作り話で、趣味の話のつもりだったんだけどなあ」
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 23:05:28.04 ID:UbmWN7uEO
もしオレが入れ替わっていたエミ先輩――つまりレミの方に告白していたとしたら?
だとしたら姉である先輩はそんなことを知っているはずはない。
少なくとも先輩はオレへの解答をあやふやで終わらすような人ではない。
386:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 23:12:20.30 ID:UbmWN7uEO
「ここ一年ぐらいで自分がどちらかわかってきた……と言うことはそれまでは自分がどちらかわからなかったってことですか?」
387:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 23:18:13.13 ID:UbmWN7uEO
先輩は先輩だ――オレは好きになった人に対してそんな言葉すら言うことができない。
先輩が先輩たる証拠を探そうとすればするほどちらつくレミの影どんどん濃くなっていく。
オレはことさら強く先輩に言った。
388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 23:26:41.99 ID:UbmWN7uEO
3
「でもお前、なんで先輩に憧れるんだ?」
389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 23:33:59.94 ID:UbmWN7uEO
「……まあ確かにそれはあってるかもしれないけど。
すごく微妙だね」
「でもオレは先輩が本を読んでる姿を見たことはないぜ」
390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 23:43:18.88 ID:UbmWN7uEO
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