過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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◆T4SUG8REFC3M
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2014/08/05(火) 02:14:25.15 ID:5cWIRsMMo
カンナが泣いていた時、彼女の周りには本も雑誌も新聞もなかったし、テレビもついていなかった。
だからきっと、コネクト―― 気づかれないうちに接続する彼女の魔法を使って、何かを見ていたのだろう。
あいはカンナが見ていたものを知るために、プレイアデス聖団の居場所を探した。
以下略
584
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◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:16:22.27 ID:5cWIRsMMo
その日は紛れも無く、『聖カンナ』の誕生日で…… しかしカンナが生まれた日では無いのだろう。
カンナはその日を知らない。 そして、祝ってくれる人も居ない。
以下略
585
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◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:18:47.14 ID:5cWIRsMMo
あいは息を切らして部屋に戻ると、カンナに伝えようとした。
自分も、自身が造られた日を知らないのだということ。
自分が生まれたことを祝う人は、どこにも居ないのだということ。
以下略
586
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◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:20:24.78 ID:5cWIRsMMo
しかし言葉にせずとも、彼女の思いはカンナへと伝わっていた。
表情の変化があったわけではないし、カンナに深く洞察する余裕があったわけでもない。
ただ、あいのソウルジェムから放たれた薄紅色の光の糸に包まれた瞬間―― カンナはあいの感情を全て理解した。
以下略
587
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◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:21:35.00 ID:5cWIRsMMo
カンナ「あい、それって、もしかして……」
あい「ボクの…… 魔法……?」
以下略
588
:
◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:22:38.03 ID:5cWIRsMMo
その日、ふたりは初めて誕生日を祝った。
お互いに無くてはならない相手が生まれたことを、お互いのために祝った。
世界にたったひとりだが、今は自分だけのために笑ってくれる人がいる。
以下略
589
:
◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:23:34.49 ID:5cWIRsMMo
………………
以下略
590
:
◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:26:25.64 ID:5cWIRsMMo
ふたりが出会ってから、しばらく経ったある日の深夜。
寝静まったあすなろ市の上空で、ふたつの光が激突していた。
以下略
591
:
◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:28:09.95 ID:5cWIRsMMo
この結末に至るまでの道筋は…… わざわざ語るような物ではない。
決まりきった対立の末の、決まりきった戦いがあるだけだ。
そしてもちろん、ふたりの決着もその延長でしかなかった。
以下略
592
:
◆T4SUG8REFC3M
[saga]
2014/08/05(火) 02:29:33.10 ID:5cWIRsMMo
カンナ「…………」
以下略
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