過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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747: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:09:03.86 ID:RTUYZJjDo

人間や魔法少女を閉じ込め、連絡を絶たせるには『虚構の魔女』の力があれば足りる。
しかし、幾つもの体を操るほど大きく底知れない思考能力を持つキュゥべえに、幻覚が効くとは思えない。
よって彼らからの連絡が途絶えるなら、直接移動を阻むような物理的障害があるはずだ。

以下略



748: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:10:15.28 ID:RTUYZJjDo

そのことになかなか思い至らなかったのは、彼が常に真実を話しているからだろう。
実際にあすなろ市の魔法少女は全滅して連絡は取れなかったし、あいの居場所も正確だった。

それらの情報が、結果的にあいとの衝突を引き起こしたとしてもだ。
以下略



749: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:11:50.71 ID:RTUYZJjDo

その質問に、キュゥべえは沈黙を返さなかった。


QB『……確かに君には、話す必要があるかもしれないね』
以下略



750: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:12:35.63 ID:RTUYZJjDo

あくまで魔法少女の補助のために、彼は計画について知りたいと言った。
キュゥべえはそれを肯定も否定もせず、ただ淡々と話し始める。

そんなことなど、もはやどうでもいい――とでも言うように。
以下略



751: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:13:54.90 ID:RTUYZJjDo

………………



以下略



752: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:16:01.75 ID:RTUYZJjDo


あい「ただ、やっぱり現実はそううまく行かなくてね。 計画は頓挫したようなものだった」

あい「魔法少女から集めた膨大な感情のデータを、打ち込んで打ち込んで打ち込んで……」
以下略



753: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:16:49.36 ID:RTUYZJjDo


あい「まあ、だからサブだったわけだけどね……」


以下略



754: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:17:54.28 ID:RTUYZJjDo


あい「だけどさっき言った通り、このサブプランの産物が、消失現象の解明に一役買ったんだよ」

あい「……きっかけは、いつものように生産された『失敗作』の山だった」
以下略



755: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:19:20.58 ID:RTUYZJjDo

しかしある時、そのデータ採集の段階で思わぬ結果が観察された。

それは失敗作に与える負荷と、負の感情エネルギーについての相関を調べていた際のことだった。
感情がマイナス方向に働くような負荷をかけ続け、限界まで達した失敗作にある変化が起きたのだ。
以下略



756: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:20:57.16 ID:RTUYZJjDo


ほむら「……っ!」

あい「面白いでしょ? ……それらは皆、歪んだ胎児のような姿をしていたそうだよ。 話によるとね」
以下略



757: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:22:05.00 ID:RTUYZJjDo

ここからが本番だと言うように、あいは口角を無理に釣り上げてにっと笑った。
ほむらの方は真剣な表情をしているが、ふらふらと彷徨う視線はどこか上の空のようにも見える。
それに気付いているのかいないのか、あいは構わず話を続けた。

以下略



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