過去ログ - クリスタ「いつか私も追いつくからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
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2013/09/09(月) 23:41:45.28 ID:kJAzAmcF0
……。
そうか、そうだったんだ。
エレンは焦ってるんだ。
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2013/09/09(月) 23:42:41.47 ID:kJAzAmcF0
サシャ「体を壊しても知りませんよ?」
エレン「ほっとけ」
不貞腐れるように、エレンはそっぽを向いた。
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2013/09/09(月) 23:44:40.39 ID:kJAzAmcF0
エレン「遅かったな」
ミカサ「そんなに時間はかかっていない。エレンは少し短気」
エレン「あぁ、そうだよ。俺は短気だよ。悪かったな」
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2013/09/09(月) 23:47:27.02 ID:kJAzAmcF0
アルミン「それで、三人は街になにをしに来たの?」
アルミンが私たちに質問している間に、ミカサはエレンの隣に座った。
ミカサもマイペースだなぁ、と思いながら、私は答える。
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2013/09/09(月) 23:49:18.71 ID:kJAzAmcF0
アルミン「多分、僕たちもその露店を目指してるんだ。○○って看板があるお店?」
サシャ「それです! そのお店です!」
ユミル「なんだ、目的地は一緒なのか」
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2013/09/09(月) 23:51:59.99 ID:kJAzAmcF0
目的のお店は、辿り着いた時には二十人以上の人で列が出来ていた。
私たちがその列に加わっても、すぐ後ろに人が並ぶほど人気みたい。
お店の前に貼られている金額は、サシャが言ってた通り結構高いにもかかわらず。
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2013/09/09(月) 23:53:44.68 ID:kJAzAmcF0
待っている間、香り続ける芋とベーコンとバターの香ばしい匂いは、非常にお腹を刺激していた。
サシャは時折涎を啜っているけど、気持ちがすごくよくわかる。
アルミン「美味しそうな匂いだね」
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2013/09/09(月) 23:56:25.15 ID:kJAzAmcF0
暫くして、私たちの番になると、サシャが元気良く注文した。
サシャ「おっちゃん! 六人前! ベーコンを分厚く切って下さい!」
はいよ! と調理をしている人は気前よく答えてくれた。
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2013/09/09(月) 23:57:37.11 ID:kJAzAmcF0
ユミル「へぇ、思ってたより美味そうだな」
エレン「ほら、これがお前の分な」
ユミル「ん」
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2013/09/09(月) 23:59:03.15 ID:kJAzAmcF0
一応不満っぽく言ってみたけど、実のところ私も早く食べたかった。
スプーンで芋とベーコンをすくう。
芋は一度茹でていたのかな?
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2013/09/10(火) 00:00:00.38 ID:66TWKwT30
たった数分で終わる食事。
けれど、私たちはそれよりずっと長い間、幸せな気分を味わった。
人の幸せは食事から、なんてどこかの誰かが言っていたらしいけど、今なら頷ける。
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