75:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:21:54.71 ID:qgOebLqx0
P(……やよいに感謝しないとな)
結局のところ、真に必要なのは慰めでも、耳触りのいい言葉でもなくて。
やよいのように、自分を理解してくれる存在だったという事だろう。
P(まだまだ、いい理解者にはなれないか……)
そう反省する。
プロデューサーとして、彼女達が不安を抱えなくて済むように、より精進しなければならない。
P(その為に『俺』が居るんだしな……)
書類仕事は『彼』に任せて、『俺』は『俺』の役目を果たそう。
そんな事を改めて心の中で誓っていると、目的地のスタジオが見えてきた。
P「着いたぞ」
到着を告げ、二人が車を降りる。
激励の言葉を掛ける為に、サイドガラスを下げた。
P「それじゃ、頑張ってこい」
真・やよい「はいっ!」
弾むような返事を受けて、今回の仕事は上手くいくだろうと安心する。
二人は入り口に向かって歩いていったが、ふと真が振り向いて。
真「プロデューサー!約束、忘れないでくださいねー!」
と、言ってきた。
歩道に車を横付けしていた事で気が急いていたのか、俺は約束を思い出す前に。
P「ああ!任せろ!」
そう叫んでいた。
真は満足そうな笑みを浮かべると。
真「絶対ですよー!それじゃ、行ってきます!」
手を振りつつ、スタジオに入っていった。
見送りを済ませると、俺は車を事務所に向けて再発進させた。
一人になった車内で、真との約束の事を考える。
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