過去ログ - 泉「それでも、私は」
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132: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:08:30.12 ID:vLQeQ6KRo
「先輩っ…………!」

気が付くと号泣し、先輩に縋り付いていた。

「…………ごめん」

先輩はちょっと驚き、私の頭を軽く撫でた後、
肩を掴んで私を引き離した。

「泉は大切やし……好きやけど………
やっぱり、ウチには、怜がいるから」

そう言って目を逸らされる。

「あ、そうです、ね。……すみません」

「いや………うん、ごめん」

優しい先輩。
優しすぎる先輩。

…どうせなら、手酷くフラれたかったなぁ。
こんなん、なかなか諦められへんやん。

最後に触れられた肩を、軽く撫でた。



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