37: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 15:07:12.44 ID:Srb3bFtoo
「もうっ、ウチ…どうすれば……っ」
嗚咽の合間に、あふれ出る、園城寺先輩の声。
私は、何て、言葉をかければいいのだろうか。
「…でも、記憶が戻らないって、決まった訳ではないんですし」
口から出たのは、とても無難な言葉だった。
「…………ウチの……せいでっ…………!」
それでも涙の止まらない先輩に、
また無難な言葉を重ねようとした時、
頭の中で、鳴り響いた。
『そうだよ、園城寺先輩のせいやん。
先輩が、事故に遭いさえしなければ、清水谷先輩は記憶失わんで済んだのに。』
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