過去ログ - 沢嶋「1号さん、パー子さんの正体を知らないのですか?」
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5:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/14(土) 00:28:44.08 ID:wtlZPl1Y0



沢嶋(パーマン。昭和58年、1983年の春頃から、東京で2人と1匹、大阪で1人が活動していた謎の集団だ)

沢嶋(彼らが行った救助活動や犯人逮捕は、数多くの記録されている)

沢嶋(正義の味方として当時の小学生から絶大な人気を得ていた)

沢嶋(そのパーマンと比べられ責められるミツ夫の悔しさは晴れる事のないまま、授業は進む)

沢嶋(算数、国語では寝ぼけたままチンプンカンプンな回答をしてしまい、クラス中から笑われ)

沢嶋(得意の社会では少し持ち直したものの、4時間目の水泳では、あわや溺死する寸前だった)



沢嶋「ミツ夫くん。これから給食ですね」

ミツ夫「まあね」

沢嶋「楽しみなんじゃないですか?」

ミツ夫「そうでもないよ」

沢嶋「どうしてですか?」

ミツ夫「アレだよ、アレ」

カバ夫「よーし、今日、俺に挑戦するのは誰だ!!」

サブ「カバ夫くんはな、お父さんの入れ歯が見っかるまで、牛乳の一気飲み競争で毎日勝つという願掛けをしてるんだぞ!」

カバ夫「我こそはと"思わない"、自信のない者! 手を挙げて俺に挑め!」

ミツ夫「毎度の事だけど無茶苦茶言ってるよ」



沢嶋(脱脂粉乳から国産牛乳に完全に変更されたのが約20年前の昭和39年)

沢嶋(脱脂粉乳の頃は、乳成分の皮膜によって牛乳の一気飲みは困難だった)※1

※1 脱脂粉乳が皮膜で一気飲みしづらかったかどうか、本当は知りません。
そんな話を古い映画か何かで聞いたような気がします。

沢嶋(これがいつ行われるようになったかは定かではないが)

沢嶋(この頃、声高に叫ばれていたテレビの悪影響のひとつとされ)

沢嶋(教師や保護者の厳しい取締りがあっても、一気飲みによる小さな決闘は後を絶たなかった)

沢嶋(なお、これより前は、漫画の悪影響という声が大きく、地域によっては漫画の焚書が行われた)

沢嶋(そして、これより後はテレビゲームの悪影響がマスメディアによって重大事件と結びつけられていく)

沢嶋(いつの世も、甘い誘惑の声は子供たちの心をつかんで離さない)

沢嶋(誘惑を糾弾する大人たちの声は大きいが、子供たちの胸にあまり響かない)

沢嶋(それは子供たち以外への声が混ざっていたからに違いない)



カバ夫「ふむ、みんな自信があるのか手を挙げないな」

カバ夫「よし! サブ、お前選べ!」

サブ「えー、今日もボクが選ぶのー? たまには自分の人生自分で切り開いて下さいよ」

カバ夫「なんか言ったか、サブ!」

サブ「さー、今日は誰にしようかなー!」

ミツ夫「この会話もいつも同じ」


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