過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」【完全版】
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155: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:18:42.89 ID:1FNBzH6K0
そして・・・

あかり(そうだよ、向日葵ちゃんはあかりのことを助けてくれた、あかりをごらく部の
    魔の手から救ってくれた、存在感の無かったあかりにたくさんの出番をくれた。
    いつもあかりのことを一番に考えてくれて、いつもあかりのために行動してくれた。
以下略



156: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:19:10.36 ID:1FNBzH6K0
<第15章>

あかね「ねえあかり、今度の週末はどこに行きたい?」

あかり「うーん、えっとね・・・」
以下略



157: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:19:37.57 ID:1FNBzH6K0
そして、スカイツリーに行く日の前日、金曜日の夜がやってきた。

あかね「あかり、明日は朝早いわよ。もう寝なさい」

あかり「うん、おやすみお姉ちゃん」
以下略



158: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:20:05.88 ID:1FNBzH6K0
あかり(あれ?)

あかりはふと目が覚めた。眠い目をこすりながら今は何時だろうと思って時計を見てみると
午前2時を回った頃である。

以下略



159: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:20:34.11 ID:1FNBzH6K0
あかね「あかり、朝よ〜。起きなさ〜い」

あかり「むにゃむにゃ、ふえぇぇ?」

次にあかりが目覚めた時はもう朝だった。ダイニングからテレビの音がする。
以下略



160: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:21:02.04 ID:1FNBzH6K0
こうして2人はスカイツリーにやってきた。家を出た頃には既に空は曇っていたが、
電車でスカイツリーに向かっている間にもどんどん空の灰色は濃くなっていき、
スカイツリーに到着した時にはポツポツと雨が降り出していた。

あかり「わぁいスカイツリー、あかりスカイツリー大好き」
以下略



161: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:21:27.78 ID:1FNBzH6K0
あかねは目にも止まらぬ速さで振り返った。

向日葵「おほほ、お久しぶりですわね、あかねさん」

あかねは心臓が止まりそうになった。自分の目の前に、ここにいるはずのない人物が立っているのだから。
以下略



162: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:21:54.18 ID:1FNBzH6K0
スカイツリーの展望台で「遺体、遺体!」などと連呼するものだから周りの観光客は何事かと
思って2人の方を見ていたが、そんなことはお構いなしに2人は話を続ける。

あかね「船見さんの遺体ですって・・・?一体どういうことなの?」

以下略



163: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:22:19.72 ID:1FNBzH6K0
向日葵「あとついでに遺体の周りに私の生徒手帳と運転免許証を置いて、ブログに遺書を書けば
    これで完成ですわ。わたくしも同じタイミングで姿をくらませましたし、誰がどう見てもわたくしの
    自殺だと思うでしょうね」

あかね「でも、船見さんが死んだのは公園で遺体が発見される3日も前よね。
以下略



164: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:22:47.33 ID:1FNBzH6K0
雨はますます激しくなり、辺りは昼だというのに薄暗い。
そんな中地上350メートルの高さでにらみ合う2人。

あかねはこの頃にはもう落ち着きを取り戻していた。軽く笑みを浮かべながら向日葵を見つめている。
だがその目は笑ってはいなかった。
以下略



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