過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」【完全版】
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63: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 06:33:36.17 ID:1FNBzH6K0
翌朝、病院近くの雑木林の中で京子の遺体が発見された。頭をライフルで撃ち抜かれていて即死だった。

だが結衣にはどうしても納得がいかない。

結衣(おかしい・・・。あの時私は奴が401号室に入った後で隣の部屋を出た。
   部屋を出た時京子は確かにベッドにいた。あの後で奴が京子を連れ去る暇なんか無かったはずだ。
   どうしてあんな短い間に京子はいなくなってしまったのだろうか・・・?)

だがそんな事を考えていても仕方がない。もう京子は帰ってこないのだ。
だからこそ結衣には他にやるべき事があった。犯人を捕まえるのである。
幸いにも証拠はもう手に入れてある。結衣はついに決断した。

結衣(京子・・・、ごめんな、守ってやれなくて。でも安心して、今から京子のかたきを取りに行ってくるから)

結衣は証拠を持って学校内を目的地に向かって歩き始めた。
歩きながら、今までの事件の事が走馬灯のように浮かんでは消えていく。

結衣(走馬灯だって?はは、まるで私がもうすぐ死ぬみたいじゃないか・・・)

そんな事を思って少し笑った。

そうしているうちに目的地に到着した。来る者全てを怯えさせるような威圧感を持った黒い大きな扉。
存在自体が不気味で、負のオーラが部屋から溢れ出ているような空間。

今まで何度も出入りしてきたその場所、そう、生徒会室である。

【第1部・完】


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