過去ログ - P「俺にしか貴音が見えない」
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12:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:22:56.61 ID:KoVYOW1+o
家について俺はベッドに倒れた。
身体の調子はまだよくない。変に疲れが残っている状態で仕事をしてきたせいか、ぶっちゃけると二日続けて休みを取りたい気分だ。というかもう何も食べずに寝たい。
そんなわけでお休みと行きたい時にピンポーンとインターホンが鳴った。
珍しいこともあることだ。こんな時間にインターホンが鳴るなんて明日は休めるに違いない。

以下略



13:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:23:38.27 ID:KoVYOW1+o
俺はタックルをくらい押し倒された。軽く意識が飛びかけた。
バタンとドアが閉まりゆっくり視界を確認する。見慣れた銀色の髪の少女に押し倒されている。
誰かわかった。二日間連絡の取れなかった。四条貴音がそこにいた。その貴音に押し倒されて抱き着かれているところまでわかった。
だが、貴音は少しどころかすごい格好をしていた。長いうさぎの耳に蝶タイ。見えそうで見えない露出した胸。さらにその胸を隠している黒い服と、足をセクシーに見せるの黒網タイツ。
そして、お尻の部分に丸くて白い尻尾。要するにバニーガールの恰好をした貴音が家に押しかけてきたのである。
以下略



14:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:24:13.08 ID:KoVYOW1+o
「…………聞いてくれますか?」

「ああ。むしろ、着替えろよ」

「それが着替えられないのです」
以下略



15:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:24:50.74 ID:KoVYOW1+o
「……じゃあ電話はどうした?」

「響に電話をしました。しかし、響にはわたくしの声が伝わらなかったのです」

「は?」
以下略



16:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:25:30.98 ID:KoVYOW1+o
そう言い俺は貴音に形態を渡した。電話の相手は響である。もし、響が反応したら貴音にもうちょっと説明してもらう理由がある。声に反応しなくても電話に出てもらう必要があるのだが……


「響、響ですか!」

以下略



17:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:26:10.49 ID:KoVYOW1+o
次の日

貴音が謎の疾走をしてから三日。
貴音は事務所に行きたいというので連れていくことにした。ママチャリに乗るバニーガールは少しシュールな気がするが、貴音の話が本当ならばうさぎを乗せたチャリを漕いでいる俺のようである。
どっちにせよ、物珍しさで見られる俺がいるのだが、ちょっとひやひやしたのがうさぎに見えている貴音をひったくられないかである。なんとかそのまま事務所に戻って来れたのだが、別にそんなこともなかったのでなぜか安堵してしまった。
以下略



18:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:26:42.70 ID:KoVYOW1+o
音無さんの言ううさぎとは貴音のことあり、しかも本物のうさぎと勘違いしているようであり。だが、逆に音無さんからだと俺が貴音に見えるのもおかしい話だと思う。
と、ここで少し音無さんに頼んでみることにした。
さて、俺と音無さん。どっちが正しく見えているのか。


以下略



19:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:27:20.49 ID:KoVYOW1+o
ちょっとした実験をしてもらう予定で、音無さんが貴音といううさぎを持ち上げることはできるのかという実験である。もし、持ち上がるくらいであれば帰りにひったくられたら対多分俺のママチャリでは追いつけない。
だが、重いと今度は音無さんにこいつはうさぎかと疑われるような気がする。
音無さんが貴音をつかみ……


以下略



20:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:29:04.08 ID:KoVYOW1+o
俺から見ると貴音を抱っこしようとしているが……まったく動かない。
どうやらうさぎの体重は貴音の体重に依存しているようで身体すべてがうさぎになったわけでないようで安心した。
結局音無さんは降参して貴音が俺の傍にそそくさと寄ってきたのであった。
音無さんは結構なついているんですねと言ってくれた。なついているものなにも俺からすれば貴音である。

以下略



21:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:31:58.17 ID:KoVYOW1+o
昼になった。
俺は適当に買い出しに行ってくればいいが問題は貴音であり、昨日はそのまま寝てしまってわからなかったし朝はサラダを食べてきたから何とも言えないが、貴音は何を食べるかだ。
そのことを紙に書くとどうやらラーメンが食べたいと言ってきた。食えるかどうかは別としてラーメンを食べるうさぎを律子や音無さんがみたらどう思うか。だが、貴音も元気ないのでせめて食べ物くらい好きなものを食べさせてやろうということで、大盛りの出前を2つ頼んだ。
この光景は音無さんたちにはどう映るのかも少しは気になった。
……だが、生憎音無さんと律子は下のたるき亭に行ってしまったので結局俺と貴音でラーメンを食べた。
以下略



22:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:33:41.95 ID:KoVYOW1+o
夕方になるとアイドルが少しずつ事務所に来た。
やはり、興味深そうにうさぎという貴音を眺めている。どうやら真美と亜美は前に見たうさぎのようで、触りたいと言い出してもふもふ〜とか言いながら触っていた。
この微笑ましい光景は俺からすると激しいレズレズしい光景であり、真美と亜美が貴音の身体中を触ったり揉み揉みしているわけであり、貴音の色っぽい声が俺の理性という壁にドリルで穴を開けていた。
理性破壊は律子が亜美を、真美は触り飽きたのかゲームを引っ張り出してソファーに寝っ転がったあたり、貴音は解放された。
うさぎは双子に触られて疲れてぐったりしているようなのか。ふつーに寝っ転がっているうさぎに見えるのが普通だが、俺にはバニースーツが少し肌蹴て、息を荒くして床にぐったり寝ているエロうさぎの貴音である。
以下略



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