過去ログ - モバP「遥か時の彼方 まだ見ぬ遠き場所で」柑奈「唄い続けられる 同じ人類のうた」
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37: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:16:11.79 ID:fKRX6K8m0

「お疲れ様です、柑奈さん。どうでした? この数日間は?」

「あ、お疲れ様です、クラリスさん。ええ、大変だけど、充実していましたよ!」

以下略



38: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:17:54.86 ID:fKRX6K8m0

「……やっぱり、ラブ&ピースを伝えきれなかったな、って感じると、どうにもへこんじゃいますね」

「それでも、沢山の人に貴方の歌は受け入れられたではないですか。彼らの助けになったことは、私が証明します」

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39: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:19:54.27 ID:fKRX6K8m0

「柑奈さん。歌の技術的な部分は、私も精進の途上。あまり気のきいたアドバイスは出来ません」

 ゆったりと、クラリスは柑奈に語りかける。
 
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40: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:21:07.87 ID:fKRX6K8m0

 礼拝堂の扉はしまっていた。今は、この教会の神父の説法の時間だからだ。
 柑奈は「終わるまで待った方がいいのかな……」と少し迷ったが、そっと中に入ってみることにした。

「“人は皆、罪人である。父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているか知らないのです”……あの方は、そう仰いました……」
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41: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:21:59.15 ID:fKRX6K8m0

 神父の説法が終わった後、柑奈は忘れ物を受け取って控室に戻る。
 その道すがら、プロデューサーと一緒に歩いて行った。

「そうか。心残りが出来てしまったか……」
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42: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:23:29.83 ID:fKRX6K8m0

「……正直にいえば、少しだけ。私はラブ&ピースを多くの人たちに伝えたい……その気持ちで、歌ってますから。伝わらないままになるのは……やっぱり、つらいです」

「でも、時間は有限だ。仕事は決められた時間内でない遂げなければいけない。絶え間なく続く問題集を、制限時間内に解ききらなけらばならない」

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43: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:24:42.33 ID:fKRX6K8m0

「あの!」

 その時、いきなり別の人物から声をかけられた。
 柑奈が振り向いた先にいたのは少年――この施設で、最後まで心を開かなかった男の子だ。
以下略



44: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:43:35.24 ID:fKRX6K8m0
 
 

       父ちゃん、爺っちゃん

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45: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:44:43.93 ID:fKRX6K8m0

  
「ひ、人が多……ひゃあ〜、都会はこわか〜」

 柑奈の実質上のデビューライブ。
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46: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:45:31.07 ID:fKRX6K8m0
 
「あはは! 大丈夫だよ、柑奈さん! ほら、リラーックス、リラーックス!」

 ニュージェネレーションのメンバーの一人、本田未央が柑奈の緊張を解こうと明るく話しかける。
 残りのメンバー、島村卯月や渋谷凛も励ましの言葉をかけてくれる。
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47: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/09/29(日) 13:46:50.28 ID:fKRX6K8m0

 そうして、ライブが始まる。
 まずは柑奈の出番から。
 
 司会のMCが、軽快な調子で新人アイドル、相浦柑奈の名を告げる。
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