過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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11:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:26:47.79 ID:FkLb1xlW0
 二人は『町』へと入る。
 魔術士はこの時、妙な感覚に襲われる。
 落ち着かないような浮翌遊感。気持ち悪いような、そうでもないような、どっちつかずの感覚。
 それらが体から完全に消え去った時、街から『町』へ、あるいは『町』から街への移動は完了する。

 魔術士が『町』に入って初めにすることは二つ。
 索敵と、場所の確保。
 索敵。これはもちろん、敵がいなければ、仕事にならないからだ。
 場所。正確には死角の少ない場所を探す。
 不意打ちを避けるためだ。
 ただし、たいていの廃屋はボロボロに崩れているので、そういった場所を探すのは難しい。



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