過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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49:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 20:16:15.26 ID:FkLb1xlW0
マートも、やや回復してきている。
痛みをごまかしてその身を起こし、少し遅れて竜の後をつける。
その先では、彼女にとって予想外の事態が起こっていた。
竜が結界を猛り狂って叩いている。
それ自体は、合成獣がたまにやるのをマートも目撃している。
問題はその先だった。
アレックと、メロがいるのだ。
いくら結界があるとはいえ、力を持たない二人に、竜に対して一歩も引く様子がない。
「メロ! アレックさん!」
「いや〜、やっぱりこういうのはさ、ちゃんと伝えとかなきゃな〜って……」
アレックが横目でメロの方を見る。
メロの表情は、誰が見ても怒っていると言えるものだった。
緊迫した状況にもかかわらず、いや、だからこそマートは追い詰められていた。
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