過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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57:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 20:25:58.59 ID:FkLb1xlW0
『頃合いです』
 合成獣から、スケアクロウとウィッチの声が重なって聴こえてくる。
 どうやら、会話能力があるようだ。
「頃合い?」
 マートは心に浮かんだ絶望を押さえつけ、平常を装い、対話を試みる。
『そう、私の使命を果たすための』
「そうですか……で、それはどんな使命なんですか?」
 表情は隠せても、流れる汗だけは隠しきれない。
 もっとも、マートの身長を遥かにこえる合成獣がそれを視界に入れられるかは不明だが。
『私の名前はキメラ。これより、地球を吸収します』
「なっ!?」
 本当に、本当に馬鹿げている。
 外見どころではない。内面までも子どもが考えたような、そんな物体が目の前にいるのだ。
 しかもタチの悪いことに、目の前の相手は、考えたような、ではなく現実なのだ。
 それをできるほどの力を有している。


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