過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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312: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:47:45.21 ID:WcMWkiI+o
レナ「よしっ! もう片方も――きゃっ!?」

琴歌「危ないっ!」


以下略



313: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:48:15.49 ID:WcMWkiI+o
 決定的な一撃を与えることができない状況に歯噛みする奈緒は、自身の不死性を使って体内へと踏み込む手を考えていた。


奈緒「こうなったら……あいつの身体の中に突っ込んででも……!」

以下略



314: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:48:51.96 ID:WcMWkiI+o
 一歩も引かない加蓮に奈緒が業を煮やし、叫ぶように言う。
 加蓮も答えるように、さらに大きな声で叫んだ。


奈緒「あたしだっていやだって言ってるんだ!」
以下略



315: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:49:30.37 ID:WcMWkiI+o
琴歌「させませんっ!」


 しかし琴歌が地を蹴りあげ巻き上げる。
 突風と共に上空へと打ち上げられた翼蛇龍は無防備なまま光と炎の矢に何度も射抜かれ宙を舞った。
以下略



316: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:50:26.19 ID:WcMWkiI+o
 貫くためにすべての力を使い果たした加蓮の翼が消え、奈緒ともども地面へと落ちていく。
 その中で加蓮は溶けて消えていく翼蛇龍の姿を見ていた。

 ――寂しさに狂った自分の象徴。羨ましさに怒った自分の表象。
 それとの別れと決着を見届け、今の自分の手に繋がる温かさを感じながら加蓮は意識を手放した。
以下略



317: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:51:10.35 ID:WcMWkiI+o
美優「り、李衣菜ちゃんっ!?」

李衣菜「あ……」


以下略



318: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:51:39.51 ID:WcMWkiI+o
店長「バッテリーか……電力。この角でならと思ったが出力調整がうまくいかなくてな……」

夏樹「あー、あんまり一気にやるとまた面倒なことになるかもしれないしなぁ……しょうがない、もう少し休んだら穴開けるよ」

裕美「あの、それなら……力になれる、かも」
以下略



319: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:52:59.82 ID:WcMWkiI+o
 倒れているメンバーの回復と、これ以上何かがくる可能性も含めてこの場は離れるわけにもいかない。
 裕美は角を受け取ると李衣菜の充電用コードを巻き付け残った魔力を練り上げる。


裕美「あの、あと……この角についてるクセのぶんだけ誘導がしやすくなりそうなので、手を貸してください」
以下略



320: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:53:35.34 ID:WcMWkiI+o
裕美「……あ、あの。私……結局戦えなくて……」

レナ「そんなことないわ。アレは強かったもの……ここまで誘導してくるのだって楽じゃなかったはず」

裕美「……それで迷惑かけちゃって」
以下略



321: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:54:13.91 ID:WcMWkiI+o
 ――こうして、憤怒の街郊外での一連の戦いには幕が下ろされた。

 もちろん、まだ街の中では戦いが続いている。癒しの雨を止めさせないためにナチュルスターを防衛し続ける必要はある。
 だが、戦力も絆も十二分に満たされたこの場はもはや問題ないだろう。

以下略



322: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/10/06(日) 01:58:05.48 ID:WcMWkiI+o

!憤怒の街郊外にて『絶望の翼蛇龍』を撃破しました
 ――それぞれのメンバーはナチュルスター防衛を続けるものや街に戻るものなどもいるようです


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