過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
1- 20
46: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/09/25(水) 17:29:06.59 ID:Ui4Yzw5Ko
美優「そうですね……うん。また現れないとは限らないですから」

夏樹「そうだね。アタシたちなりに――っ!」


 言葉の途中で夏樹が振り返る。
 響く轟音と、尋常ではない気配に他のメンバーもそちらへ目をやった。

 そこに浮かんでいたのは巨大な蛇龍。先ほどまで相手をしていたのとはくらべものにならないスケールで、こちらへ向かってきている。
 先ほどまでと違うのはその大きさだけではない。背中にはGDFの射撃兵器で羽ばたきを殺され堕ちた巨大な翼竜の羽によく似た翼を生やし『飛んで』いた。


奈緒「フラグ回収には早いんじゃねぇかな、ったく……!」

里美「ほぇぇ……大きいです〜……」

レナ「一難去ってまた一難ね……少しだけでも休憩できただけマシかしら?」


 口々に気合いを入れなおして迎撃態勢をそれぞれがとるが、どうも動きがおかしい。
 翼の生えた蛇龍――翼蛇龍は、ナチュルスターを襲撃するためというよりもなにかから逃げているような動きで、まるでこちらに追い立てられているように見えた。


李衣菜「あれは……どうあれ、覚悟決めたほうがよさそうだね」

店長「鬼が出るか蛇が出るか……もう蛇は来てるんだ。鬼まで湧くのは勘弁してほしいな」


 あれほどの巨大な怪物を追い立てるほどの力を持ったものが追撃してくるのならばかなり厄介なことになるだろうと誰もが感じている。
 わざとこちらに追いやるからには、ナチュルスターへの妨害を含めた悪意あるものである可能性が高いということにも気付いている。

 だから、彼女たちは構えた。巨大な敵と、その先に現れるはずさらに強大な敵に対して。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/723.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice