過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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950: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:21:09.76 ID:NjuxGSdb0
「…ライトを送り込んだ子供が来ているのか…民衆共も多いし、アイドルヒーローもライブするって日程にあるし…丁度いいな」

黒兎と同じく、白兎も勝手に抜け出していた。目的は南条光。

この環境ならいいデータになるだろう。ヒーローに頼る人が、ヒーローを愛する者が居ればいる程、正義の呪いは力を増していく。
以下略



951: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:22:13.27 ID:NjuxGSdb0
光は明日から行われるヒーローショーのリハーサルを舞台で出演メンバーと共に行っていた。

「ぎゃおー!ぎゃおー!がおおおお!」

「ハーッハッハッハ!邪悪なドラゴンを蘇らせてやったわ!これでアンタもお終いよ!」
以下略



952: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:23:43.69 ID:NjuxGSdb0
「衣装脱いで!シワとかつけないでね!」

「鈴帆の着ぐるみは…えーっと預けるんだっけ?」

大きなドラゴンの着ぐるみを大きな段ボールに丁寧に入れる鈴帆に質問が飛ぶ。
以下略



953: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:24:34.74 ID:NjuxGSdb0
ショーのメンバー全員が着替えを終え、控室から速やかに退出しようとした…その時、ふと鈴帆が光の腕輪に気が付いた。

ショーの時は衣装に合わないからと、外しておいたのだ。

「ん?光っち、こぎゃん腕輪…もっとったっけ?」
以下略



954: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:25:20.29 ID:NjuxGSdb0
「何騒いでるのよ、次が来るのよ…」

控室から出ようとしていた麗奈は、その声に振り向いて…

「…!?」
以下略



955: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:26:12.96 ID:NjuxGSdb0
…十数分前

白い泥がカギを開け、控室に侵入してくる。

その気配に腕輪の形態をとっていたライトが白猫に姿を変えて出迎えた。
以下略



956: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:27:39.90 ID:NjuxGSdb0
白兎はあまりにも自らの『呪い』としての存在に忠実だった。

力を持っているなら、使ってしまえばいい。

世界を壊せるなら、変えられるなら、やってしまえばいい。
以下略



957: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:28:38.10 ID:NjuxGSdb0
「ママ、ボクはこの祭り、どう動けばいいかな?」

ライトが問いかける。絶好の機会を見逃さないように。

「力を手に入れるのには丁度いいからな…機会があれば持ち主を乗っ取れ。この祭りにもいるだろう悪人を消してもいいだろうな」
以下略



958: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:30:27.35 ID:NjuxGSdb0
アレが、未だ誰にも認識できない泥の怪物のままだったなら…世界は祟り場で自分が生まれた後、すぐに自分の手の内にあってもおかしくなかったのに。

そもそもありえない筈だったのだ。負の感情しか持っていないちっぽけな泥だったアレが、人に近い姿と豊かな感情を得る事なんて。

ずっと奈緒を恨んでいればよかったのだ。ずっと泣いていればよかったのだ。ずっと絶望に溺れていればよかったのだ。
以下略



959: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/11/15(金) 18:32:09.14 ID:NjuxGSdb0
「…ママ、怖い顔してるよ?」

ライトが首を傾げる。我に返った白兎は思考を落ち着かせた。

「…ああ、何でもない。それと、決してアタシの事は…」
以下略



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