過去ログ - 上条「神様だって殺してみせる」
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100:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:30:08.61 ID:JcuFLAqt0
魔術は式のようなものだ。
うまく逆算すれば、相手の『攻撃』を中和させることもできる。
だから、インデックスは十万三千冊を記憶させられた。
世界中の魔術を知れば世界中の魔術を『中和』させることができるはずだから。

以下略



101:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:30:37.08 ID:JcuFLAqt0
魔道書は危険なものだ。
写本の処分ですら専門家が両目を縫って脳の『汚染』を防いだとしても、『毒』を抜くため五年は洗礼を続けなければならないほどに。
写本ですらそれなのだから、原典にいたっては人間の精神では不可能だ。
世界中に散らばる十万三千冊はどうしようもないため『封印』するしか道がなかった。
まるで売れ残りの核兵器のように。
以下略



102:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:31:05.05 ID:JcuFLAqt0
十万三千冊は全て使えば、この世界の全てをねじ曲げることが可能だ。
魔術師達はそれを魔神と呼ぶ。
魔界の神という意味ではない。
魔術を極めすぎて、神の領域に達した人間という意味での、

以下略



103:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:32:22.33 ID:JcuFLAqt0
聞かされた内容は上条を驚かせると同時に何に対してかよく分からないがイライラさせた。

「ごめんね」

インデックスが小さく呟いた。
以下略



104:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:34:24.61 ID:JcuFLAqt0
「だれが! その程度で嫌うわけねぇだろ! ふざけてんのか、テメェ。勝手に人のこと値踏みしてんじゃねぇぞ。んなことでテメェを見捨てるとでも思ってんのか!」

インデックスが大きく目を見開く。

「俺はな、十年間でいろんなことを経験してんだっつの。確かにお前が背負ってるもんは途方もなく重てぇよ。世界中の魔道書覚えてて、さらには魔術使えたなら魔神だときたもんだ」
以下略



105:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:36:05.10 ID:JcuFLAqt0
「それに、守ってやるって言ったろ?」

呆けたように上条の顔を見上げていたインデックスの目に透明な液が溜まっていく。
まるで氷が溶けたかのように、両目に溜まった液が、涙が、大きくなっていく。

以下略



106:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:36:54.61 ID:JcuFLAqt0
インデックスの頭をなでながら上条は言った。

「俺、謝んないとなお前に。……ごめん」

「ふぇ?」
以下略



107:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/08(火) 17:37:57.84 ID:JcuFLAqt0



「守ってくれるんでしょう? とうま」

以下略



108:土蜘蛛
2013/10/08(火) 17:40:52.54 ID:JcuFLAqt0
本日は終了です。
投げそうという話がありましたが、言い切りましょう絶対投げません。

では、また明日。


109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/08(火) 17:50:29.45 ID:86pFRiJpo
乙!


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