過去ログ - 上条「神様だって殺してみせる」
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125:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:30:41.07 ID:Ray5k+uL0
あれから、三日たち出かけることが出来るようになった彼女の願いが風呂であった。

「何だよ。気にしてたのか? 別にそんな気に何ねぇぞ? 汗の匂いとか」

「ジャパニーズ・セントーに行ってみたかったんだよ」
以下略



126:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:31:14.04 ID:Ray5k+uL0
「一年ぐらい前から、記憶がなくなっちゃってるから詳しいことは分からないんだよ」

「路地裏で気がついたときには自分のことも分からなかった。なのに、禁書目録とか魔術師とかの知識だけがぐるぐる」

「本当に怖かった」
以下略



127:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:32:01.47 ID:Ray5k+uL0
完全記憶能力の少女が記憶喪失。

ただそうなっただけだ、と言ってしまえばそうなのかもしてない。
だが、上条には何故かそれに意図的なものを感じてしまう。
上条は ”兄姉” といたときに裏の組織などに関わったこともある。
以下略



128:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:33:02.04 ID:Ray5k+uL0
「とうま?」

「なんだよ?」

そんな気持ちを隠すように薄く笑いながら聞き返す。
以下略



129:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:33:48.15 ID:Ray5k+uL0
「英国式シスターねぇ」

インデックスは待ちきれなくなったのか一人で走っていった。
一人夜道を歩きながら、上条は誰に聞かせるでもなく小さく呟く。

以下略



130:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:34:29.37 ID:Ray5k+uL0
「ん?」

上条は周りの異変に気がついた。

「人の気配がまるでない。ここら一帯が死んでるみたいだ」
以下略



131:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:35:26.02 ID:Ray5k+uL0
ふと、人の気配を感じた。
そちらにむかって持っていた洗面器を投げつけながら距離をとる。
この死んだ一帯で気配がした。
それ故に、魔術師だと上条は判断したのだ。

以下略



132:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:36:20.53 ID:Ray5k+uL0
「この一帯に居る人たちに『何故かここには近づこうと思わない』ようにしているだけです。多くの人は建物の中でしょう。ご心配はなさらずに」

上条は理屈とかではなく体感で感じ取る。
ステイルなどという魔術師とは比較にならない程の力を。

以下略



133:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:37:27.93 ID:Ray5k+uL0
上条は神裂の持っている刀を観察する。
あれは確か、

「令刀?」

以下略



134:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:38:15.73 ID:Ray5k+uL0
なるほど、話が通じそうだ。
そう上条は判断する。
ステイルは問答無用といったようだったが神裂は魔法名を名乗りたく無いと言っている。
それは、最初から殺す気できた訳ではないということだ。
インデックスを斬ったのもおそらく修道服のことを知っていたのだろう、と上条は仮定する。
以下略



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