59:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:42:13.72 ID:avEOnP7D0
が、これがまずかったらしい。
「ざけんな!」
再び飛んできた電撃の槍をこれまた再び消しながらぼやく。
60:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:42:45.10 ID:avEOnP7D0
思い出した。
インデックスは追われていたのだ。
なのに、何で一人で返した!
狙ってくださいって言ってるようなもんじゃねぇか!
いや、まて。
61:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:44:12.75 ID:avEOnP7D0
インデックスが危ない。
そう、結論づけた上条にとって今目の前にいる女子中学生は障害にすぎない。
「おい」
62:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:44:43.44 ID:avEOnP7D0
ただでさえも時間が惜しいのだ。
こんなところで時間を食っている暇はない。
上条から殺気があふれる。
これでも抑えているが、相手は中学生である。
濃厚な殺気に動けなくなった。
63:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:45:13.85 ID:avEOnP7D0
ぞくり
本気?
コイツの本気はどこまで?
怖い怖い怖い怖い怖い怖い
64:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:46:27.51 ID:avEOnP7D0
上条は走った。
身体能力を隠すとかは考えなかった。
ただ、最短距離をひたすら走り抜ける。
ビルからビルへ跳び、壁を駆け上がり、再び跳ぶ。
65:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:47:28.67 ID:avEOnP7D0
辺りを見回すと、白い修道服が横たわっていた。
「ははっ。インデックスさん? 空腹のあまり倒れたか?」
違う。
66:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:48:42.22 ID:avEOnP7D0
ふと、後方に人の気配を感じた。
「うん? これは随分と派手にやっちゃって」
「神裂が斬ったって話は聞いてたけどさ」
67:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:49:27.35 ID:avEOnP7D0
「かい、しゅう?」
意味が分からない。
「うん? ああそうか、全部聞いた訳じゃないのか。正確にはソレの頭の中の『十万三千冊』を回収しにきたのさ」
68:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:50:01.30 ID:avEOnP7D0
「とにかく、ソレの中身は少々危険な代物でね。さらわれる前に僕たちが保護するのさ」
「ほ、ご?」
「あぁ、保護さ。ソレにいくら良心や良識があっても拷問とかには耐えれないだろ? それにそんなことをする連中に女の子の体を預けるなんて心が痛まないかい?」
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