15:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:57:15.70 ID:yFOnK56a0
律「目の上のタンコブがくたばってくれた安心感か? 憧れの存在を失った喪失感か?
両方ってのも有りだぜ」
澪の顔が紅潮し、奥歯がギリギリと噛み鳴らされた。拳は強く握り締められ、今にも律に
16:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:00:56.30 ID:yFOnK56a0
第二章《死の証明》
そぼ降る小雨は一向に止む気配が無かった。
広い斎場は多数の列席者で溢れ、ムッとする人いきれが10月の肌寒さを忘れさせる程だ。
平沢唯の告別式。
17:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:06:15.60 ID:yFOnK56a0
さわ子『それにしても、あなた達がプロになっちゃうなんてねー。高校時代を思い返すと、
感慨深いものがあるわ』
律『ププッ。さわちゃん、オバサンくせー』
18:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:17:07.45 ID:yFOnK56a0
唯『例えば、例えばだよ? 放課後ティータイムが全然売れなかったら、全然人気が出なかったら、
そんなの嫌だけど…… でも、もしそうなった時に、みんなで力を合わせて頑張っていったり、
励まし合ったり、そんな事で手に入る幸せや喜びもあると思う!』
19:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:20:16.66 ID:yFOnK56a0
唯『う、うん。じゃあ、これ聴いてみて。Aメロの静かな寂しい感じを強調するのにね、ドラムの
シンバルを逆回転にしてみたの』
澪『……』
20:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:23:25.14 ID:yFOnK56a0
梓『ダメですって、唯先輩! ダメですってばぁ!』アセアセ
青年1『え!? じゃ、じゃあ、こっちのちっちゃいのは本物の中野梓!?』
21:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:26:24.95 ID:yFOnK56a0
紬は神妙な面持ちで、澪は見様によっては憮然とした表情で、梓は顔を歪めて涙を流しつつ、
唯の眠る棺を運ぶ。
22:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:28:56.56 ID:yFOnK56a0
律はしばらくの間、視線を落として黙秘する純を睨みつけていたが、そのうちフウと一息吐いて、
再びコーヒーをすすった。
律「なあ、記事ってどうやって書いてんだ? 原稿用紙にサラサラッと? それとも、パソコンで
カタカタッと?」
23:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:31:42.89 ID:yFOnK56a0
純「は、はい…… ええと、自伝を出す理由を教えてくれなかったんです。私が理由を聞いたら、
急に泣き出して…… あとは、何を言っても泣いてばかりで…… 何かに怯えるように……
ただ、『ごめんなさい』『許して』っていう言葉だけは聞き取れました」
24:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:32:20.91 ID:yFOnK56a0
純「は、はい…… ええと、自伝を出す理由を教えてくれなかったんです。私が理由を聞いたら、
急に泣き出して…… あとは、何を言っても泣いてばかりで…… 何かに怯えるように……
ただ、『ごめんなさい』『許して』っていう言葉だけは聞き取れました」
25:1[sage saga]
2013/09/25(水) 14:33:36.03 ID:yFOnK56a0
>>24はミスです
重複してしまいました
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