32:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 14:53:49.83 ID:yFOnK56a0
律と憂の会談と、ほぼ同時刻。
コトブキ・エンターテインメント本社ビルの社長室では、真鍋和が革張りのソファに腰掛け、
33:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 14:56:15.82 ID:yFOnK56a0
男と紬が交差しようとする刹那の寸前、和は咄嗟に紬に抱きつき、道路へ押し倒した。
身を起こした紬がまず眼を遣ったのは、左腋下から背中に掛けて大きな切創を負い血を流す和。
そして、包丁を握る息の荒い男。
34:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 14:59:13.34 ID:yFOnK56a0
憂「ええっ!? 本当ですか!?」
律「ああ。ムギの秘書って奴からの電話だ。ついさっき、唯を殺した野郎がムギを襲ったらしい。
でも、逆にムギにブチのめされて逮捕されたって……」
35:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:02:00.13 ID:yFOnK56a0
唯『純ちゃんも、私が抜けた後の放課後ティータイムや澪ちゃんの事はすごく褒めてるのに……
どうして私だけ……』
律『お、お〜い。唯〜?』
36:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:05:24.72 ID:yFOnK56a0
梓『ど、どういう事ですか!? そんな……! 純が……! 嘘です!』
律「勝手を言うようで申し訳無いが、落ち着いてくれ。話を円滑に進めたいんだ」
37:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:08:56.41 ID:yFOnK56a0
律「唯は道路交通法違反で書類送検。まあ、起訴猶予処分にはなったけどさ。あの当時の
メディアの唯叩きはマジでひどかった。でも、その後のお前の行動は嬉しかったよ」
梓『いえ…… そんな……』
38:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:12:38.94 ID:yFOnK56a0
第四章《この世で一番悲しい音》
監督「よし! オッケー!」
男性の声がスタジオ内にこだますると、澪は疲れ切った表情で、大きく息を吐いた。
39:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:16:09.33 ID:yFOnK56a0
数十分の後。
とあるマンションの地下駐車場に車が停められ、中から仏頂面の澪が出て来た。
40:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:18:29.48 ID:yFOnK56a0
駐車場に響き渡る金切り声。
反響が消える間も無く、澪はルポライターに背中を向け、エレベーターへ走り出した。
ルポライターは頭を掻き掻き、その背中を見送る。
41:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:23:45.68 ID:yFOnK56a0
2011年5月初め。いつものレコーディングスタジオ。いつもの五人。いつものティータイム。
私達は、7月22日発売予定の1stアルバム“放課後ティータイム”のミーティングをしている。
42:律「うぉっちめん!」 [saga sage]
2013/09/25(水) 15:25:48.88 ID:yFOnK56a0
2015年2月。いつものレコーディングスタジオ。私と律と梓の三人。お茶もお喋りも無い。
私達は、次作の5thアルバムのミーティングをしている。
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