過去ログ - ファンタジスタドール・アーキタイプエンジン
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/09/27(金) 00:10:02.72 ID:N32HQaaS0
《イヴ》に捧ぐ
本編は『ファンタジスタドール イヴ』に触発され書かれました
設定のネタバレがありますので注意してください
いわゆるSS形式ではありません
あと多少卑猥な描写がありますのでご注意を
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
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[saga]
2013/09/27(金) 00:11:02.00 ID:N32HQaaSo
彼女は奇妙だった
いや、我々の実験で生まれたドールに奇妙でない女の子などいただろうか
否である。そうやって我々は設計したのだから、当たり前だ
以下略
3
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[sage]
2013/09/27(金) 00:11:13.99 ID:o+hbMxqpo
NLかBLかGLか、それが問題だ
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[saga]
2013/09/27(金) 00:12:07.52 ID:N32HQaaSo
#0x01
おはようございます、マスター、と目覚まし時計が言った。鳴ったというのが最適だろうが。
流行りのアニメのグッズだった。主人公の女子中学生が巨悪と戦う内容だった。
私にはたまたま深夜に見ていたその内容が微笑ましく感じられたために、ゲームセンターのクレーンゲームの景品としてなんとなくそれを手に入れたのだった。
以下略
5
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[saga]
2013/09/27(金) 00:13:26.29 ID:N32HQaaSo
目覚まし時計の一声に私は寝ぼけ眼をこすりスイッチの押下で応えようとした。
でもそれは眠気に対する抵抗としては充分なものではなかった。
私は誘惑に負けて再びまぶたを落とすのであった。
それから5分。携帯電話のベルがなった。この音に私は流石にマズいぞと一気に飛び起きて研究所に行く準備をするのだった。
以下略
6
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2013/09/27(金) 00:15:03.33 ID:N32HQaaSo
ともかく私はいつものように出勤したのである。
川越研究所、我々はこの場所をそう読んでいた。とある外資系企業の研究所というのが表向きの看板であった。
その実は、理想の女性を人為的に生成することを目的とした機関Y-ome《ワイ-オーム》の研究所だった。
たぶん世間的には"いかれた"と評されるその目的に向かってたくさんの同志が研究に勤しんでいた。
以下略
7
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2013/09/27(金) 00:15:48.31 ID:N32HQaaSo
それは"破壊"することだった。人の営みや自然の理を破壊したかった。
おそらく神が気まぐれで設計しただろう我々を縛るシステムを叩き壊したかった。
でも私はナイフを持ってそこいらで暴れるような気概を持ち合わせていなかった。
せいぜいできるのは舞台の上で演奏していたギターをめちゃくちゃに破壊する程度のことだった。
以下略
8
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2013/09/27(金) 00:17:07.82 ID:N32HQaaSo
「主任、おはようございます」私は直属の上司に向かって挨拶をした。
「おお、篠崎、おはよう。今日は来ないかとおもったよ」
「まあ、家でも研究できますしね。ノー出勤デーとか作れませんかね」
以下略
9
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2013/09/27(金) 00:18:12.74 ID:N32HQaaSo
「そうだ、今日はアウェイキング実験があるんだが、見に来ないか」
「え!見に行っていいんですか?」
アウェイキング実験は傾斜理論や網心理論の果て、つまるところ我々の目指している究極の女性の創出の実験そのものだ。
以下略
10
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2013/09/27(金) 00:18:56.78 ID:N32HQaaSo
「でも今更なぜ私に」
「上の連中に君の研究を気に入っているものがいてね。本物を見せてフィードバックさせたいんだろう」
「私の研究ですか」
以下略
11
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2013/09/27(金) 00:19:35.89 ID:N32HQaaSo
「まあ、上の意図はよくわからんがモビリティを重要視しているきらいがあって、どうもポータブルデバイスに搭載したいそうだ」
「サーフェイスをですか。わかってはいましたけどもうはや実現させたいんですね」
現在のサーフェイスは開発されたもので小さな部屋一つを占有する程度の面積を持っていた。
以下略
12
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2013/09/27(金) 00:27:46.58 ID:N32HQaaSo
#0x02
「これがサーフェイスの実物ですか、主任」と私。
「そうだよ。どうだね感想は」
以下略
13
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2013/09/27(金) 00:28:44.58 ID:N32HQaaSo
制御機器の並んだ外側の部屋から私は強化ガラスで仕切られた内側の部屋のサーフェイスをじっくりと眺めた。
部屋にはスーツを着たスポンサーのお偉いさんやら私よりもう少し技術よりの、作業服を着た同僚たち、また私を含む白衣を着た研究者などが十数名ほどいた。
するとスーツを着た壮年の男性――彼は多分我々の機関の重役だろう以前に見かけたことがある――が話し始めた。
以下略
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2013/09/27(金) 00:29:25.37 ID:N32HQaaSo
「本日はようこそおいでくださいました。本日は我々の悲願である完全な女性の創成、その進捗状況をお見せいたしましょう」
「我々はこれをアウェイキング実験と呼んでいます。我々はまず『イヴ』という名のドール――人造女性を誕生させました」
「しかし、それには幾ばくかの問題点があって、以降は中間アウェイキングと呼んでいる、いくつかの機能をコンピュータに代替させる手法によってドールを産んできました」
「本日の実験で生み出しますのは49体目のドール『周』になります。円周率の周でアマネと呼びます」
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2013/09/27(金) 00:30:34.94 ID:N32HQaaSo
私はともかく嬉しかった。ドールの誕生、それは人間の緩やかな死の始まりだ。
人間はドールに夢中になり子をなさなくなるだろう。
あるいはドールは固有の遺伝子すら持って人間とまじわり、新たな生物が生まれるだろう。
ドールは遺伝子ではなく思念の集合体なのだと思う。
以下略
16
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2013/09/27(金) 00:31:41.27 ID:N32HQaaSo
「ではいよいよ誕生の瞬間です」
空間に光が集まって徐々に人の躯の形を成していった。身長は私より低く、小柄だった。
その光の強さが極大に達すると徐々に弱まっていき、そこからはっきりとした輪郭が現れてた。
すると周囲が騒がしくなるのがわかった。生まれてた彼女の顔は可愛らしく、胸はほんの僅かに膨らみ、薄桃色の乳首をしていた。
以下略
17
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2013/09/27(金) 00:32:49.94 ID:N32HQaaSo
私の手が震えるのがわかった。冷や汗がでてきた。足場が崩れていくような感覚がする。
すると、私は彼女と目があった。彼女はこっちに走ってきて、ガラスを両手で何度も叩いた。
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
以下略
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2013/09/27(金) 21:44:29.88 ID:N32HQaaSo
#0x03
「君のトラウマは読ませてもらったよ」主任が私の席にやってきて言った。
「Y-omeの審査要件ですからね」
以下略
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2013/09/27(金) 21:47:00.95 ID:N32HQaaSo
「いやあね、君を彼女――周の教育係にしたいと上が言ってきてね」主任は少し笑いながら言う。
私は驚いていた、未だに主任もあの子を"彼女"ということに。
「そもそもあの子は男ではないんですか」
以下略
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2013/09/27(金) 21:48:47.51 ID:N32HQaaSo
「まあ、教育係といっても実験室にいってアウェイキングをして彼女とちょっと遊んだりといったことなんだがね」
「それぐらいならいいですよ、大丈夫です、できます」
今のところサーフェイスに可搬性はないから設置場所から離れることはできない。
以下略
21
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2013/09/28(土) 23:14:43.96 ID:Ro4cmQ83o
#0x04
「あ、お兄ちゃん!」周の声は少しうるさいぐらいだった。
アウェイキングはもう既に完了していたらしい。彼女は実験室の内側で本を読んでいた。
以下略
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