過去ログ - ファンタジスタドール・アーキタイプエンジン
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2013/09/27(金) 21:44:29.88 ID:N32HQaaSo
#0x03
「君のトラウマは読ませてもらったよ」主任が私の席にやってきて言った。
「Y-omeの審査要件ですからね」
以下略
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2013/09/27(金) 21:47:00.95 ID:N32HQaaSo
「いやあね、君を彼女――周の教育係にしたいと上が言ってきてね」主任は少し笑いながら言う。
私は驚いていた、未だに主任もあの子を"彼女"ということに。
「そもそもあの子は男ではないんですか」
以下略
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2013/09/27(金) 21:48:47.51 ID:N32HQaaSo
「まあ、教育係といっても実験室にいってアウェイキングをして彼女とちょっと遊んだりといったことなんだがね」
「それぐらいならいいですよ、大丈夫です、できます」
今のところサーフェイスに可搬性はないから設置場所から離れることはできない。
以下略
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2013/09/28(土) 23:14:43.96 ID:Ro4cmQ83o
#0x04
「あ、お兄ちゃん!」周の声は少しうるさいぐらいだった。
アウェイキングはもう既に完了していたらしい。彼女は実験室の内側で本を読んでいた。
以下略
22
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2013/09/28(土) 23:16:01.30 ID:Ro4cmQ83o
「ねえ、遊んでよ、ひとりじゃ暇だったの」
「急に遊ぶと言われてもなあ」
彼女が人間でいうところのどの程度の年齢なのか、何が好きで何が嫌いなのか、その他諸々、彼女について実際のところを全く知らなかった。
以下略
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2013/09/28(土) 23:16:56.47 ID:Ro4cmQ83o
「お兄ちゃんクイズが好きなの?」
「まあ、嫌いではないけど……あと私のことはマスターと呼びなさい」
「なんで?」
以下略
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2013/09/28(土) 23:20:39.47 ID:Ro4cmQ83o
#0xDA
私にはお兄ちゃんがいた。お兄ちゃんと言っても血は繋がっていない。家が隣同士だった。
お兄ちゃんは高校生で私は小学校高学年だった。
以下略
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2013/09/28(土) 23:21:38.69 ID:Ro4cmQ83o
ある日、お兄ちゃんの部屋で遊んでいるときだった。「この本何?」その本の中を見ると女の人が裸で写真に写っていた。
「お兄ちゃん、だめだよこれ……」
私にはまだ性の知識がほとんどなかった。学校の保健の時間で習う程度でそれ以外のことは全く知らなかった。
以下略
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2013/09/28(土) 23:23:58.13 ID:Ro4cmQ83o
お兄ちゃんは私にとても他人には言えないことをした。少年がいたく好みだったらしい。
私がこのことが異様なのだと気づく頃にはお兄ちゃんは上京して町を去っていた。
今思えば成年雑誌が置いてあったのも全て計算ずくめだったのだろう。私はよくお兄ちゃんの部屋を漁って面白いものを探していたからだ。
以下略
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2013/10/04(金) 00:16:07.15 ID:VT0S40yNo
#0x05
「……ちゃん、お兄ちゃん!」
「あ、ごめんごめん、少しボーッとしていた」
以下略
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2013/10/04(金) 00:16:49.35 ID:VT0S40yNo
「であるからして、定積分は矩形の面積を足し合わせることによって定義され……」
「お兄ちゃん、この方法で定義するとたぶん不備がでちゃうよ……」
「教科書どおりなんですが、周は凄いなあ。リーマン積分には確かに弱点が……」
以下略
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2013/10/04(金) 00:17:46.13 ID:VT0S40yNo
「うわー、なにこれお兄ちゃん?」
「これはね野球盤っていうんだよ。野球は知ってるだろう」
「わかるよ。ピッチャーが投げたボールをバッターが打つんだよね」
以下略
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2013/10/04(金) 00:18:23.74 ID:VT0S40yNo
「よーしきたきたー」周が叫ぶ。
ボールがバッターボックスに差し掛かった頃に私は左にあったスイッチを押した。
するとボールが打者から逃げる方向へと曲がっていった。
以下略
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2013/10/04(金) 00:20:31.83 ID:VT0S40yNo
「まあ、手加減してやっただけだからな」
「またまた負け惜しみを」
そう笑う周の顔は男にも見えたし女にも見えた。
以下略
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2013/10/04(金) 00:22:40.09 ID:VT0S40yNo
#0x06
周が生まれてから1ヶ月が経っていた。私の教育係としての役目も板についてきたと思う。そんな頃だった。
「篠崎、篠崎いるか」主任の私を呼ぶ声。
以下略
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2013/10/04(金) 00:23:13.14 ID:VT0S40yNo
率直に言うと嫌な予感がした。こういう時の勘はよくあたった。
会議室に集まったのは少人数だった。機密性の高いアウェイキング実験に関するものだからそれは妥当だろう。
私と主任、対面に年配のスーツを着た三人が四角いテーブルに座った。
以下略
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2013/10/04(金) 00:24:52.14 ID:VT0S40yNo
「正直なところ……わかりません。曖昧ですが、不定かと」
「不定!不定か!ははは。よく観察しているようだな。君みたいな研究者がいればY-omeも安泰だろうな」
私は面食らった。いったいどういうことなのだろうか。
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2013/10/04(金) 00:25:58.77 ID:VT0S40yNo
#0x07
件の会議から一週間経った日の事だった。
「明日0時をもって実験室をしばらく閉鎖する」主任が言った。
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2013/10/04(金) 00:30:14.69 ID:VT0S40yNo
#0x08
『アウェイキング』
その言葉はセーフティだった。
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2013/10/04(金) 00:30:42.90 ID:VT0S40yNo
「あとで説明する。とにかく逃げるぞ」
「逃げるっていっても、周、ここから出られないんだよ」
「いや、大丈夫だ。今アウェイキングは私の製作した新型サーフェイスから行ってる。データの移植も完了してる。あとは逃げるだけなんだ」
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2013/10/04(金) 00:31:28.06 ID:VT0S40yNo
#0x09
周、知っていたの、周が消されちゃうのを
後悔はしていなかったんだ。毎日楽しかったし
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