過去ログ - ファンタジスタドール・アーキタイプエンジン
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2013/10/04(金) 00:16:07.15 ID:VT0S40yNo
#0x05
「……ちゃん、お兄ちゃん!」
「あ、ごめんごめん、少しボーッとしていた」
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2013/10/04(金) 00:16:49.35 ID:VT0S40yNo
「であるからして、定積分は矩形の面積を足し合わせることによって定義され……」
「お兄ちゃん、この方法で定義するとたぶん不備がでちゃうよ……」
「教科書どおりなんですが、周は凄いなあ。リーマン積分には確かに弱点が……」
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2013/10/04(金) 00:17:46.13 ID:VT0S40yNo
「うわー、なにこれお兄ちゃん?」
「これはね野球盤っていうんだよ。野球は知ってるだろう」
「わかるよ。ピッチャーが投げたボールをバッターが打つんだよね」
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2013/10/04(金) 00:18:23.74 ID:VT0S40yNo
「よーしきたきたー」周が叫ぶ。
ボールがバッターボックスに差し掛かった頃に私は左にあったスイッチを押した。
するとボールが打者から逃げる方向へと曲がっていった。
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2013/10/04(金) 00:20:31.83 ID:VT0S40yNo
「まあ、手加減してやっただけだからな」
「またまた負け惜しみを」
そう笑う周の顔は男にも見えたし女にも見えた。
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2013/10/04(金) 00:22:40.09 ID:VT0S40yNo
#0x06
周が生まれてから1ヶ月が経っていた。私の教育係としての役目も板についてきたと思う。そんな頃だった。
「篠崎、篠崎いるか」主任の私を呼ぶ声。
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2013/10/04(金) 00:23:13.14 ID:VT0S40yNo
率直に言うと嫌な予感がした。こういう時の勘はよくあたった。
会議室に集まったのは少人数だった。機密性の高いアウェイキング実験に関するものだからそれは妥当だろう。
私と主任、対面に年配のスーツを着た三人が四角いテーブルに座った。
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2013/10/04(金) 00:24:52.14 ID:VT0S40yNo
「正直なところ……わかりません。曖昧ですが、不定かと」
「不定!不定か!ははは。よく観察しているようだな。君みたいな研究者がいればY-omeも安泰だろうな」
私は面食らった。いったいどういうことなのだろうか。
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2013/10/04(金) 00:25:58.77 ID:VT0S40yNo
#0x07
件の会議から一週間経った日の事だった。
「明日0時をもって実験室をしばらく閉鎖する」主任が言った。
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2013/10/04(金) 00:30:14.69 ID:VT0S40yNo
#0x08
『アウェイキング』
その言葉はセーフティだった。
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2013/10/04(金) 00:30:42.90 ID:VT0S40yNo
「あとで説明する。とにかく逃げるぞ」
「逃げるっていっても、周、ここから出られないんだよ」
「いや、大丈夫だ。今アウェイキングは私の製作した新型サーフェイスから行ってる。データの移植も完了してる。あとは逃げるだけなんだ」
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