過去ログ - ファンタジスタドール・アーキタイプエンジン
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/04(金) 00:23:13.14 ID:VT0S40yNo
率直に言うと嫌な予感がした。こういう時の勘はよくあたった。
会議室に集まったのは少人数だった。機密性の高いアウェイキング実験に関するものだからそれは妥当だろう。

私と主任、対面に年配のスーツを着た三人が四角いテーブルに座った。

「君が教育担当の篠崎君かね」三人のうち真ん中が私に話しかける。

「はい、周の教育をしております」

「単刀直入だがね、君は周くんをどう思う」

「飲み込みも早いし、頭もいい。良い子だし、何より可愛らしいかと」

「それはそうだがね、私が聞きたいのは、性別をどう思うかということなんだよ」

私はどう言えばいいのか迷った。もしかするとこの一言が今後の周の運命を左右するんじゃないだろうか、そう思った。
適当なことを言っても信じてもらえないだろう。でも、はっきり言って私は周を男性としても女性としても扱っていた。
あるいはそのどちらでもないという扱いを。


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