過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/01(火) 15:47:04.36 ID:8h5q+AbR0
まつりの部屋
その部屋は、意外すぎるほどにこじんまりとしていた。
すぐ横に八尾や会長の私室もあるらしいということからも、意外なことにそこまで豪勢な暮らしをしているとは言い難い。
むしろここが超高層ビルの最上階であるということを除けばごく普通の一般家庭であるといえる。
交の姿を確認するや否や、ベッドから起きたまつりは真っ先に交に抱き着いた。
正純「まじるさんんん!!」ギュゥ
琴主「ふぁっ!?」ぎゅむ
愛糸「…!!」
八尾「あはは……これは相当でしたねぇ」
琴主「あ…あぅあぅ」///
まつりは交に抱き着いて一通りすりすりすると、一息ついてベッドの上に正座する。
正純「正純まつり、筋肉痛から見事に完治いたしました♪…あ」ズキィ ばたむ
琴主「治ってない治ってない!!無茶しないで!?」
愛糸「お、お嬢様……」オロオロ
正純「えへへ…すいません」
八尾「それでは、お茶を用意いたしましょう」スッ
台所へ去っていく八尾を見送ってから、まつりは交の手を握る。
正純「まつりさんこそ、ごめんなさい…巻き込んでしまって」
琴主「いや良いんだよ、どっちにしろ私たちにしかできなかったことなんだから」
綾乃『そうねぇ、正しくその通り』
琴主「!!」
突然耳に聞こえてきた声に、交達は驚愕した。
正純「綾乃さん!!」
綾乃『回線にて失礼するわねぇ♪』
愛糸「出たな悪質おばさん」
正純「はじめちゃん、めっ」
琴主「綾乃さんだっけ……さっきの話にも聞いたけど、あんたも何者なんだ?あのロボットを作ったとか、怪獣もジオイドも予め予見していたとか聞いてたけど」
交はいまだに、この綾乃という人物を信用しきれてはいなかった。
言動や恰好の怪しさもさることながら、わざわざ子供たちを戦いに巻き込むように仕向けたのは他ならないこの女だからだ。
綾乃『だから、今からその話をするのよん♪』
綾乃がそう言った瞬間、突如として膨大な量のデータが添付されたファイルが強制的に開いて3人の視覚を覆った。
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