過去ログ - 『「雨だ……」』
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779: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:49:35.67 ID:+gA7u9i90
学者「……違うだろうが…!」ギリッ

竜『おい人間、さっさとそのコンテナがある場所まで案内しろ』

「こっちだ。着いて来い」
以下略



780: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:50:26.02 ID:+gA7u9i90
♪次点

学者「な、何を、そんなことはどうでもいい! 早く何もかも壊してしまえ!」

竜『学者、そんな誰も救われない選択を俺に託そうとするなんて君らしくないよ。君は負い目を感じる必要もないし、ましてや迷う必要もない、ただ君が1番大切にしているものを守り通せばいいだけなんだ。苦しまなくていいんだよ』
以下略



781: ◆yJ9Y64R876[sage]
2014/06/16(月) 00:52:29.72 ID:+gA7u9i90
今日はここまで、次回は♪魔法使いが縋るもの


782: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:13:21.49 ID:yX8CGCHs0
―1ヵ月後、実験室―

ビリリリリリリ

竜「ががががぐぐっ」ビクン
以下略



783: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:14:05.08 ID:yX8CGCHs0
―研究所廊下―

「いやはや素晴らしい! あの怪物から摂ったウロコの耐久性がこれほどまでとは」

「現存のあらゆる科学兵器に耐られるそうですね。我が国にとってこれほど価値ある物質の存在はないでしょう」
以下略



784: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:15:08.44 ID:yX8CGCHs0
「ところでですね、怪物が一番苦しんだ様子を見せたのは何だと思います?」

「ううむ、焼死は最も苦しい死に方だと耳にしたことがあるからそういった類ではないか?」

「ははっ、それが違うんですよ。実はですね、面白いことにどうもウロコを無理やり剥がした時が最も苦痛を感じるらしいです」
以下略



785: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:16:32.02 ID:yX8CGCHs0
「例えそうだったとしてもそんな状況はありえないでしょうね、あんな醜悪な形相をした怪物に誰が好意を抱き、示せるでしょうか? 鎖で全身を余すことなく縛り付けられていなければ近づくのだって御免です」

「しかし話によるとあの怪物は人間と交流を持っていたらしいじゃないか? 信じられんなあ」

「どうもその人間というのはあの学者らしいですよ、あの変わり者で有名な」
以下略



786: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:17:14.86 ID:yX8CGCHs0
―実験室―

「さて、着きましたよ。この部屋からなら怪物の姿が見えます。あの強化ガラスの向こうです」

「おお、これが……。ふむ、ここからだとよく見えんな、全身を観察してみたいのだが何か映像はないのかね?」
以下略



787: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:18:02.11 ID:yX8CGCHs0
「っ……、今の声は…ぐう、頭に響く」

「すみませんね、どうにもあの音は空気を媒介にしているわけではないようなので通常の防音設備では意味がないのですよ。どうしても辛いようでしたらあの怪物から単純に距離を置けばいいようですが」

「いや…我々科学者という生き物は知的好奇心には逆らえない、ここで見物させてもらおう。今しているのは研究材料の採取か?」
以下略



788: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/22(日) 20:19:13.40 ID:yX8CGCHs0
―1週間後―

「そうか、成功したか…」

「はい、ラットを使った実験結果では例え分子レベルで分解されても蘇生したようです。また病原体に侵されたラットの場合、病原体そのものの死滅、いえ消滅を確認しました。さすがに人体実験はまだですが」
以下略



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