20: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:50:12.92 ID:uDlNoJil0
と、アリサの目線が一ヶ所に留まった。小さく漏れた声に上条が気づき、その視線を追う。
「アクセサリー店?入るか?」
「え?でも」
彼女は、少なからず上条が質素な暮らしをしていることを知っている。そして、とある事情からそれが少々仕方ないことであることも理解していた。
「ほらほら、見たいなら入ろうぜ」
少し迷うアリサの肩に、上条は手を回して押していく。若い女性店員がにこやかに「いらっしゃいませ!」と出迎える。店内は流石というか、キラキラとした金属の反射が煌めいていた。
「わぁ、可愛いなぁ」
ブレスレットの一つを手に取り、思わずアリサは呟いた。
「欲しいのあったら、上条さんが買ってあげますよ?」
35Res/20.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。