過去ログ - まほ「みほが公式試合で私が好きだと言ったらしいのだが・・・」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 20:35:45.79 ID:qdXsAWWu0
「でも、いつまでも私にとらわれないで欲しい。みほはもう母に抑えつけられ、私の後ろを追いかけていた、小さな女の子じゃなくなったんだ」

「うん、そのつもりだよ」

みほの声は、先ほどとは打って変わってきっぱりとしたものだった。

「これからは、憧れのまほお姉ちゃんじゃなくて、強敵である西住まほ……だよね」

戦車乗りとして、悪くない答えだった。私自身も久しぶりに、胸が高鳴った。

「受けて立つ」

「次も負けないから」

「次か……残念だが次は勝たせてもらう。恨むなよ」

「恨んだりしないよ。自分の未熟さを恨むかもしれないけど、きっともっと頑張れる」

みほの言葉は私を熱くさせる。目頭に温かいものが込み上げてきた。涙だった。泣いたのは、いつぶりだろうか。悲しくて泣いた記憶は本当に小さな頃に数えるほど。

嬉しくて涙が出る、そんなこともあるようだ―――。




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