過去ログ - 一夏「祈るがいい」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/28(月) 22:29:39.55 ID:9c78MiE40


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ピリリッ ピッ


千冬「よおクラリッサ、収穫があったのか?」

クラリッサ『日本の少女マンガはやはりいい………』

千冬「そうか」

クラリッサ『待て待て待て、切るな。切るなよ』

千冬「文句なら腹の虫に言ってくれ」

クラリッサ『その腹の虫も黙るような事が分かったんだ。知っておいて損はないぞ』

千冬「黙るかどうかは知らんが教えてくれ」

クラリッサ『そうこなくてはな』

千冬「で、何がわかったんだ?」

クラリッサ『お前の、弟に関する事だ』

千冬「…………聞こうか」

クラリッサ『あの事件の元凶と呼ぶべき奴がいた。そいつの名前はメンデロ・アル・ヘディア。年齢人種不詳で出身不明、さらには性別までも何もかもが不明だ。まるで元から存在しなかったみたいにな』

クラリッサ『そもそもこいつはあんな所で一体何を目的とした実験をしていたのか、どのくらいの期間何をしたのかも不明』

クラリッサ『現在、潜伏場所、生死確認、その実験内容に至るまで全て調査中だ』

クラリッサ『恐らくこいつはあの時、私達が実験施設に辿り着くよりもさらに先に、実験施設を完全に粉砕し、全ての研究データ及びバックアップなど、自分の痕跡にまで至る一切を消去したんだと思われる』

クラリッサ『何故そんなことをしたのかはーーーー』

千冬「不明、か。調査中調査中と健康診断の方がよっぽど早いな」

クラリッサ『そう言わんでくれ………我々シュヴァルツェ・ハーゼの力を持ってしても、今のところ藁の一本も何も掴めやしないんだよ』

千冬「なかなかどうして………お前達が調べて調査中、不明ばっかりとはなんて奴だ。まったく……」

クラリッサ『ああ、そうだな。全くもってお手上げだよ』



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