過去ログ - 浅倉威「プリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【グロ注意】
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/12(土) 22:27:05.45 ID:w0h3bGLe0
その時だった。ガラスの軋むような音が、男の頭の中に鳴り響いた。
近くの鏡台に目を向けると、蜂のような体色の怪物が鏡の中からこちらを眺めていた。
だが、狙いは男ではない。その傍にいる、宙に浮いた赤ん坊だった。
赤子は鏡の向こうの怪物には気付かない。彼女には、鏡の向こうには自分の姿しか見えなかった。
「はぁぁ・・・、ちょうどいい・・・」
男は嬉しそうに笑って鏡の前に立ちはだかる。怪物は男に驚いたのか、慌てて姿を消す。紫色のカードケースを取り出し鏡の前に向けると、鏡の中から機械のベルトが現れ彼の腰に巻かれた。
直後、彼は獲物に飛び掛る蛇の如く腕を前に突き出し、「変身・・・!」と叫んだ。
刹那、男の体を紫色の鎧が覆う。
男は杖を手にした異形の戦士、仮面ライダー王蛇へと姿を変えていた。
彼は浅倉威。イライラから数々の犯罪を起こし、多くの人々を傷つけ、殺害した。
ピアニストの夢と才を奪い、弟を飼い蛇に食わせた。大学生や占い師、とある女の姉の命も奪い去った。

鎧が完全に体を覆った後、彼は首を回しながらうなり声をあげて、鏡台の中へと飛び込んでいった。
アイちゃんは指を咥えながら、不思議そうに鏡の奥を見つめていた。


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