過去ログ - 晴海「秋月マキシの本を……、読まずに死ねるかぁ!!!」
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◆o.umvroRL9by
[saga]
2013/10/13(日) 23:33:35.30 ID:VdEVRd0zo
大門「まぁいい。そのことはまたゆっくり考えよう。それよりも今はお前のことだ」
俺の目をじっと見据える大門さん。
春海『お、俺?』
大門「あぁ。なぜお前がマキシの巻き込まれた強盗殺人事件について知っているのか、お前は何者なのか」
マキシ「さっきの光景をもう一度見せてちょうだい。それが一番手っ取り早いわ」
春海『さっきのって……。記憶も読めるのか?』
マキシ「あんたが強く心に思い浮かべれば、あたしたちにも見えるみたいね」
強く心に、か。
できれば思い出したくはない。
なにせ自分が死んだ瞬間の記憶だ。
だが、それゆえ鮮明に覚えている。
思い浮かべる。
あの日の出来事を。
俺が死んだ日の、出来事を。
……………………
………………
…………
マキシ「……あたしがいる」
春海『そりゃそうだろ。同じ場所にいたんだ』
大門「まさか、お前がマキシを守った高校生だったとは……」
春海『守ったなんて大層なもんじゃないよ。実際死んでるし』
大門「だがな、黒服の中ではお前を永世名誉黒服長にしようという話も出てるくらいだぞ」
春海『黒服長って何!? 黒服ってあのワラワラしたやつらか!? 全く嬉しくないんだけど!!』
大門「おかげで俺が黒服長代理と呼ばれ始めている」
春海『あんたが現職の黒服長かよ!!』
マキシ「……ねぇ」
春海『なんだ?』
マキシ「あんたがあの時の被害者だったってことはわかった。でも、一つわからないことがあるの」
マキシ「あんた、格闘技か何かやってたって訳じゃないんでしょう? どう見てももやし星人だったし」
春海『図星だけどもやし星人ってなんだよ……』
ねぎ星人の親戚かなんかかよ。
マキシ「そんなもやし星人が、何で銃を持った強盗に立ち向かおうなんて思ったの?」
マキシ「……あの時、何であたしを助けたの?」
今までで一番真剣な顔で言う。
春海『なんでって、そりゃ……』
なんでだったか。
さっきも言ったがそんな御大層なことを考えていた訳じゃない。
春海『体が勝手に動いただけ……かな』
マキシ「……そう」
俺の返事を聞いても、マキシは深刻そうな表情で頷いただけだった。
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