過去ログ - 真「ボクは雪歩の何になれるのか」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/16(水) 21:46:43.54 ID:2tUqkwsno
急須にお湯を注いでからすぐに湯呑に注がないこと。茶葉が開くまで待つ。
濃さが偏るので少しずつ注ぎまわすこと。一つ一つ、注意と説明を交えながら。

ボクのいつものお茶の注ぎ方を見たら、卒倒するんじゃないかってくらい丁寧だった。

そして、萩原さんの指の動き一つ取っても、優雅で滑らかなものがあった。
何となく目で追っているうちに、彼女は二杯のお茶を汲み終えた。

彼女は湯呑を盆に載せてテーブルまで運んだ。

「……じゃあ、いただきます」

「どうぞ」

ソファーに並んで座って、湯呑を手に取る。萩原さんはじっとボクが先に呑むのを待っていた。
そういえば、初めて会ってから一週間くらいは、ある程度距離を置かないとまともに口が聞けなかったのに、
三週間という時間は意外と人を親密にさせられるんだな、とちょっと驚いた。


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