過去ログ - 魔導師「私、BLとやらに目覚めそうなの」
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12: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:23:52.11 ID:yajAYxjx0
魔導師「…と、いうわけなの。」

魔剣士「なるほどなぁ…まぁ、うん、なんとなくわかった、うん、王子と騎士団長可愛い。やっぱこの兄弟可愛い。」

魔導師「でしょでしょ? やっぱショタいいわー、可愛いわー」
以下略



13: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:25:07.12 ID:yajAYxjx0
魔導師「いい事? BLっていうのは相思相愛だからBLって訳じゃないの、相手が自分を好きでなくても成立するんです! むしろその甘酸っぱい恋の気持ちはBLにとって酸味料? 勘違いも甚だしくてよ!」

魔剣士「お、おう」

魔導師「大体貴方何故誰ともフラグを立てないの?! ずっと一緒にいるのにことごとく回避しやがって!!」
以下略



14: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:27:30.89 ID:yajAYxjx0
ー翌日ー

魔剣士「昨日色々あったせいで眠いな…しかも今日は新兵達の試験日だっけ…めんどくせ…」

下級兵士「あ、魔剣士さん! お疲れ様です!」
以下略



15: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:29:01.24 ID:yajAYxjx0
魔剣士「ああ…ありがとな、お前も見回りの最中だったのにに悪いな、俺も試験があるからそろそろ行くわ、じゃあまたな」

下級兵士「はい! 魔剣士さんも頑張ってください! それでは!」

魔剣士「全く、アイツこれ以上悪化しなきゃいいんだがな…」
以下略



16: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:30:32.28 ID:yajAYxjx0
ー稽古場にて 新兵卒業試験ー

騎士団長「これより! 新兵卒業試験を始める! この試験に合格できない者は次の試験まで兵士昇格への機会はないので心してかかる様に!」

魔剣士「えー、一昨年、去年と全員が合格という輝かしい成果が出ている。ので、諸君等にも是非とも頑張ってほしいものだなぁ………ハッ、(いかんいかん)」
以下略



17: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:32:16.88 ID:yajAYxjx0
開始の合図と共に一斉に試験会場へ向かう500人あまりの新兵達。これが毎年毎年あるから大変だ。
…まあ、昔は俺もその新兵達の一人だったのだが。

騎士団長「あまり顔色が良くありませんが大丈夫ですか?魔剣士様…、いえ、お師匠様。」

以下略



18: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:33:58.74 ID:yajAYxjx0
この騎士団長、いや、「国王陛下」とは陛下が産まれた時からの付き合いで、昔から俺が陛下の教育係件側近の様な立場にいる。
実は陛下は王子と腹違いの兄弟であり、陛下は事実上元国王陛下の愛人(城のメイド)の子供らしい。それを知った国民からは様々な元国王に対しての不満が飛び交った。
そしてそれを皮切りに元国王陛下が長年に渡る隣国との戦争で未だ平和協定を結ばないとして国民からの不満は増大し、支持は急激に落ちてしまったのだ。
だが国王のお妃である王女様はとてもお優しい方で、陛下が自分の子でなくても育てると宣言し、この国の守り神である歌姫様も陛下には何の罪もないとして王族に迎い入れる事となった。
そして、その時に陛下の教育係として任命されたのが王宮専属魔法剣士として側近を務めていた俺だった。
以下略



19: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:35:28.96 ID:yajAYxjx0
しかし自分の後継ぎとしては納得しなかったのか、元国王陛下は陛下の後継ぎとしての権利だけは譲らないまま月日は経ち、その4年後に産まれた王子が正当な後継者になったのだ。

しかしそれでも自分の地位を守る為、元国王はなんと王子が5歳になった直後に殺害計画を企てた。



20: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:36:57.67 ID:yajAYxjx0
国民からの支持は王子が産まれた事により回復しつつあったが、それでもまだ信頼できる物ではなかった。

若者が王宮兵士を志願しなくなり、王国騎士団も続々と人数が減り、戦争に兵士を送りこめない事により王国は瀕死の状態であって、近衛兵であっても王宮の内部事情に手が回る状態ではなかったのだ。

そして遂に殺害計画は実行に移されてしまったのである。


21: ◆oCqu5I2Qtc[saga]
2013/10/18(金) 00:46:24.76 ID:yajAYxjx0
騎士団長「お師匠様は覚えていますか? 俺が貴方に弟子入りした時の事を…」

魔剣士「弟子入りというかいきなり抱きついてきましたよね…しかも半泣きで」

騎士団長「うっ…」
以下略



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