26: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:37:12.43 ID:e1A6D2xD0
「そんなぁ、もうちょっとそれを研究したいんだけどなぁ」
あくまで研究材料ということでお願いしてみる。
「ダメ?」
黒子は少し考えた後、
「研究で使うのでしたら、わたくしがしかるべきところを探して、借用することができないか聞いてみます」
「なんにせよ、この機械がこのように放置された状態で一般の人の手にあるのを見過ごすわけにはいきませんので」
やっぱり融通が利かない。
あの機械、前に分解したときに一通り調べているので、動作原理自体はわからないところがあるが、どんな仕掛けになっているのかはもうわかっている。
その気になれば自分で作ることも多分可能だと思う。
また、学園都市内なら、同じような動きをするもっと高性能のパーツを入手することもできるはずだ。
一日もあれば、組み立てられるだろう。
しかたない、自作するか。これ以上かわいい後輩を困らせるのはやめよう。
「仕方ないわね。それは黒子に預けるわ」
「すみませんお姉さま。しかし、これは危険なものですので」
黒子がすまなそうに頭を下げる。
いいのよ、と軽く返して学校へ向かった。
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