40: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 22:13:37.56 ID:e1A6D2xD0
何店か回らないと見つからないかもしれない。
そんなに遅い時間まで店は開いてないし、今日中に手に入れてあの機械を完成させないと、
(また、今日も眠れない!)
名残惜しいけど、今日はここでお別れすることにした。
「じゃあ、わたしはそろそろ帰るね」
「あ、ああ、じゃあまたな」
「うん、夢で逢いましょう」
「へ?はは、ああ、じゃあ、また夢で」
その場を離れる瞬間、自分の知っている人の気配がした。
(黒子だ)
黒子は付き合いが長いこともあって、ほぼ間違いなくその気配がわかる。
わたしは今朝の会話を思い出した。
(ああー、わたしを探しにきたのね)
わたしは走ってその場を離れた。テレポーターの黒子に勝てないのはわかっている。
でも、とりあえず逃げて、「ああ、つかまっちゃった」ってのをやってみようと思っていた。
しかし、黒子は追ってこなかった。
「あれ?わたしに用があったんじゃないってこと?」
まあ、そのほうが都合がいい。
これから、電気街に行って例の装置のパーツを探すのだ。
黒子に変な詮索をされないほうがいいに決まっている。
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